ドコモ、パケット定額制を2段階方式に・最低月額1029円に

2008年08月26日 06:30

モバイルイメージ【NTTドコモ(9437)】は8月25日、パケット定額プランにおいて月額1029円から利用できる「パケ・ホーダイ ダブル」「Biz・ホーダイ ダブル」を10月1日から導入すると発表した。これまでは定額制のみだったが、あまり使わない時の最低利用料金を引き下げることで利用者を増やす狙いがある。また、現状の「パケ・ホーダイ」「パケ・ホーダイ フル」は2008年12月31日で新規申込みの受付を終了する(継続利用はできる)(発表リリース)。

スポンサードリンク

パケ・ホーダイ ダブルの仕組み
パケ・ホーダイ ダブルの仕組み
Biz・ホーダイ ダブルの仕組み
Biz・ホーダイ ダブルの仕組み

「パケ・ホーダイ ダブル」とは「パケット量を使い放題」な領域を二段階、つまり「ダブル」に設定したという意味。月に1万2250パケットまでは一律1029円までと、現状の「パケ・ホーダイ」の月額4095円よりも料金がかなり安くなる。そしてそれ以上の利用時には1パケットあたり0.084円を追加で課金。ただし上限額は「iモード」のみ利用の場合は4410円、「iモードフルブラウザ」も利用する場合は5985円(いずれもパケット量が5万2500パケット以上の場合)となる。

現行の「バケ・ホーダイ」「パケ・ホーダイ フル」と比較すると、iモードのみの場合は4095円から315円の値上げ、「パケ・ホーダイ フル」のようにiモードフルブラウザの場合は変化無しとなる。

またF1100やHT1100のようなスマートフォン向けの「Biz・ホーダイダブル」はiモードの利用状況に関わらず、最低額を月額1029円(1万2250パケットまで)、以降は1パケット0.084円、上限額を5985円(7万1250パケット以上)としている。

要はこれまで「ちょっとしか使っていなくとも月額料金は高めのまま」だった定額制が、「少ししか使っていない月はそれなりに安くなる」定額制に変更される仕組み(iモードのみ使用の「パケ・ホーダイ」の場合のみ、上限が少々値上げされる)。

また今回の「パケ・ホーダイ ダブル」「Biz・ホーダイ ダブル」導入に伴い、現在の「パケ・ホーダイ」「パケ・ホーダイフル」「Biz・ホーダイ」、パケット割引サービス「パケットパック10」「パケットパック30」は12月31日で新規申し込みの受付を終了する。また、現行のプランからの自動移行・自動適用は無いため、利用者が変更手続きをしない限り現行のプランが継続される。

二段階定額制プランについては、ソフトバンクモバイルが似たような料金制度「S!ベーシックパック(i)」を導入している(【関連ページ】)。今回のドコモの導入も、これに触発された面があるものと思われる。ともあれ、現在「パケ・ホーダイ フル」などを利用している人は、手持ちのパケット利用書類を確認し、5万2500パケット以下(FOMA・iモード通信のみの場合)だった場合、プランの変更を考えても良いだろう。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ