究極のハイブリッドカーあらわる!?

2008年07月10日 08:00

馬イメージガソリンの高騰で、電気自動車などと共に現在注目を集めているのが「ハイブリッドカー」。複数の動力源を持つ自動車を意味し、現在ではガソリンによる燃焼と電動式の組み合わせがもっともメジャー。しかし「ガソリン」+「電気」という現代の駆動技術同士の組み合わせではなく、現代+過去の組み合わせを持つハイブリッドカーが登場した。それがこの、ROUSCH Technologies社製の車両である(【参照記事:MailOnline】)。

スポンサードリンク

ガソリン駆動+馬駆動なハイブリッドカー!?
ガソリン駆動+馬駆動なハイブリッドカー!?

実はこれ、「ハイブリッドーカー」ではなくて、競走馬のトレーニング用車両「Horse Trainers」。車両そのものはボルボ製のガソリンエンジンで駆動し、最高時速は60キロ前後。重量は約4トン。車両部分には運転手以外に獣医やトレーナーが乗車し、馬に接続された各種コードを経由して伝えられるデータ(心拍、血液の流れ、酸素濃度など)をチェックできる仕組み。

競馬場内のダートを走る「Horse Trainers」
競馬場内のダートを走る「Horse Trainers」
運転席はこのような形
運転席はこのような形

元記事によると「この車両なら世界中の競走馬産業のニーズに応えることができる。彼らを綿密なデータの管理下で訓練させることが可能となるこのシステムが、じきに競走馬育成の世界で常識になることを信じている。すでに量産も開始した」とメーカー側はコメントしているとのこと。

馬を止める時のシーンイメージ馬を止める時には前の部分に位置する開閉式の扉を閉じて指示するようだが、本体部分と馬の接触の危険性はないのだろうかと心配になる。動画が見つからないので具体的な稼動状況が把握できないのが残念。メーカー側の主張通り、画期的な効果をあげられるのなら、世界中に普及することだろう。競走馬の育成シミュレーションゲームでも、「Horse Trainers」が登場する日はそう遠くないかもしれない。

本当の意味での「ハイブリッドカー」だったら面白かったのだが。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ