スパムブログはアクティブブログの●●%

2008年07月06日 12:00

スパムイメージ総務省情報通信政策研究所は7月4日までに、「ブログの実態に関する調査研究」を発表した。それによると、2008年1月の時点でアクティブブログのうち12%がスパムブログに該当していることが明らかになった(【発表リリース】)。

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今調査は情報通信政策研究所が独自に開発したシステムを使った調査と、ブログ解説経験者を対象にしたアンケートなどを併用して取得した情報を元に分析したもの。詳細については現時点では非公開。

「アクティブブログ」とは要するに定期更新をしているブログのこと。具体的には今資料では「一か月に1回以上更新をしているブログ」が該当する。アクティブブログ数自身は2006年以降はほとんど横ばい状態にあることは【定期更新ブログ数は2006年から変わらない現実】でお伝えしたとおり。

またスパムブログとは今資料では

検索エンジンからのアクセスを増やすために、様々なキーワードを大量に埋め込んだ広告誘導のブログや、他のブログから掲載内容をコピーして作成されたブログ


と定義している。具体的にどのあたりまでをスパムブログとするかの判断基準は明記されていない。しかし何らのツールや素材を用いて意図的にスパムブログとして制作されていれば、必ず「そのような傾向」が見られる。それらの傾向を把握できたものは「スパムブログ」と判定しているのだろう。

アクティブでないブログにもスパムブログは多数存在するが、アクティブブログにも同様にスパムブログの姿を見つけることができるようだ。増加の推移は今回発表されていないが、2008年1月時点ではアクティブブログの12%が「スパムブログ」に該当するという。

「スパムブログ」として認識されたブログの傾向は「販売誘導型」がもっとも多く38.3%を占めている。

スパムブログの内容
スパムブログの内容

利用者はもちろん検索エンジン側としてもこのような「スパムブログ」はアクティブであろうが無かろうが、インターネット上のノイズに過ぎず、敬遠される傾向にある。ある種いたちごっこの感も否定できないが、認識されればじきにこれらの「スパムブログ」は検索上から淘汰されるのには違いない。


【「日本のブログの4割はスパム」ニフティのスパムブログの判別技術開発】によれば、日本国内のブログの4割はスパムブログなのだという。今回の調査結果とはかなりかけ離れた数字だが、スパムの判断基準が異なること、そして何よりも今回は「アクティブブログ中のスパムブログ率」ということだから、割合が減っても当然かもしれない(=更新もされないつくっりぱなしのスパムブログが多い)。

これは当然といえば当然の話。スパム制作者側からすれば「手間ひまかけずに量産する」ことが第一義(コストを削る=儲けを増やす)。定期更新など自動化されても手間に他ならない。一度作ってあとは完全放置が彼らにとっての理想系なのである。

元資料では「ワードサラダ型」「キーワード抽出型(RSS自動取得型)」「コピペ型」(コピペ=コピー&ペースト、コピーしてそのまま転送)が主な形式として報告されている。最近ではこの他に、コピペブログの製作側がやはり他サイトや出版物から多種多様な記事を抽出した上で「コピペブログ用素材記事」として販売しており、それを利用する「購入記事利用型コピペブログ」を確認できる。

いずれも目的としている「検索エンジンによる誘導」からは、じきに除外されるだろう。しかしこのスパムブログの作り手と、それを排除したい検索エンジン利用者やまともなコンテンツ制作者との間の攻防は、さらに激しくなるに違いない。「12%」という数字も、じわじわと上昇を見せることだろう。


■関連記事:
【「ワードサラダ」とRSS取得による自動生成ページ&トラバなスパムたち】

(最終更新:2013/08/04)

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