朝食を 毎日とる人 約7割 ●割強は「朝食食べない」

2008年07月24日 08:00

朝食イメージ情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは7月23日、朝食に関する調査結果を発表した。それによれば毎日朝食をしっかりととっている人は全体の7割近くに達する一方、「朝食抜き」と答えている人も2割近くいることが明らかになった。生活リズムや健康の方針上の都合もあるのだろうが、朝食抜きが日常化している人の割合がここまで大きいのは、色々と問題が生じるかもしれない(【発表リリース】)。

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今調査は7月8日から7月10日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの会員に対して行われたもので、有効回答数は431人。男女比は52.4対47.6。年齢構成比は20代15.5%、30代46.6%、40代29.5%、その他8.4%。

【クッキングパパも「朝食、うまいゾ」!? めざましごはんキャンペーンで映像メディア展開】でも触れているが、朝食には健康続伸目的はもちろん、経済効果も期待できるだけあって、官民挙げて「朝食をしっかりととろう」と訴えかけている。厚生労働省調べでは2005年時点で朝食を抜いている人が男性で13.1%、女性で8.5%にも達している。他にも官民でいくつか似たような調査が実施されているが、「若年層ほど軽食、あるいは朝食抜きで生活」「朝食抜きな人は1~3割」という結果でほぼ共通している。

今回の調査でも、「しっかり毎日朝食を食べる」は7割弱、「ほとんど朝食は食べない」は1割強~2割近くと、他の調査同様の結果が出ている。

朝ごはんは食べますか
朝ごはんは食べますか

興味深いのは年齢を経るごとに朝食抜きの割合が増え、40代では5人に1人が「朝食抜き」と答えていること。先の【忙しすぎて食べる時間がない!? 20代男性の3割は朝食抜き】では20~29歳をボリュームゾーンとし、以後年齢経過と共に少しずつ朝食抜き率は下がっているものだが、今調査では逆の結果が出ている。これは今調査が「携帯電話からアンケートに答える」という比較的ハイテク上の手法に答えられるという母体からくるフィルタの影響が多分に含まれているからだと思われる。携帯が得意でIT系に長けた人たちが、どうして朝食を抜きやすいのかまでは分からないが(夜更かししやすい、朝の目覚めが遅い、お腹がすかない・睡眠時間を少しでも多くしたいという連想はできる)


同調査では「毎日朝食を食べるわけではない」理由として、「ギリギリまで寝ていたい」「食べなくても平気」「朝はお腹がすかない」などが挙げられた。「ギリギリまで寝ていたい」は生活全般の見直しや朝食に工夫を加えることで何とかなるものの、「食べなくても平気」「朝はお腹がすかない」は個人個人の特性からくるもので、仕方がないともいえる。

とはいえ、深夜営業をはじめとする仕事のスタイル上仕方がない人を除けば、朝ご飯の時間に体が食事を求めないこと自体、体調上問題があるのではないかと心配になってしまう。世間一般の大部分の人は、一日三食食事をとることで、健康な生活を送れるはず、なのだが……。


(最終更新:2013/08/04)

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