ハウス食品のレトルトカレー、8月18日から容量5%減に

2008年07月03日 08:00

ククレカレーイメージ【ハウス食品(2810)】は7月2日、主力商品の一つであるレトルトカレー各種において、価格はそのまま据え置くものの容量を5%ほど減らす、いわゆる「ステルス値上げ」を8月18日から行うと発表した。各種原材料費の値上げが原因だとしている(【発表リリース】)

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今回値上げの対象となる商品群
今回値上げの対象となる商品群

リリースによると値上げの対象となる商品は全部で15品目。価格はそのまま据え置かれるが、容量が現行の210グラムから200グラムへと10グラム(約5%)減らされることになる。また同時に使用する油脂の量を減らしながら美味しさを極力変えない「新ヘルシーブレンド製法」を採用。1袋あたりのカロリー量を190キロカロリーに抑えることに成功したとのこと。例えばハウスククレカレーの場合172~177キロカロリーとなる。

仕様変更の理由についてハウス食品側では、

諸原材料価格の上昇が続くなか、合理化や効率化により、コストアップを吸収する努力を続け、価格と容量の維持に努めてまいりました。

しかしながら、近年、油脂、小麦、畜産品、香辛料、農産品、包装材料を中心とした原包材などの価格が高騰し、これまでの企業努力では吸収しきれない状況となっております。また、原包材価格の高騰については今後も続くものと予想されます。


と説明している。

原材料費の高騰をはじめとする生産コストの上昇を理由とする値上げ、ステルス値上げは仕方のないところがあるが、【値段上げたのに売上が減る!? 総務省の統計データから明らかに】にもあるように主要食品においては「値上げをした以上に販売数が減り、売上高も落ちる」傾向が見られるものが増えてきている。毎年正月になると「おせちもいいけど、カレーもね♪」のキャッチコピーと共に宣伝されるククレカレーをはじめ、レトルトカレーは気軽なおかずとして多くの人には欠かせないアイテム。今回の実質的な値上げがどこまで消費量減退につながるのか、気になるところだ。

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