まずは近場利用から・2割弱の人が「ガソリン価格高騰で近場の自動車利用が減った」

2008年07月15日 06:30

自動車イメージ情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは7月14日、ガソリン価格の高騰に関する調査結果を発表した。それによるとガソリン価格が上昇したことで近場での自動車・バイクの利用を減らした、あるいは使わなくなった人は自動車や保有者の約2割に達していることが明らかになった。以前と変わらない利用頻度と回答しているひとも4割強いるが、増えた人は1%にも満たず、ガソリンの値上げが消費者の移動形態にも影響を及ぼしつつあることがうかがえる(【発表リリース】)。

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今調査は7月1日から7月3日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの会員に対して行われたもので、有効回答数は364人。男女比は60.7対39.3。年齢構成比は20代11.8%、30代55.5%、40代32.4%、その他0.3%。364人のうち自動車を所持している人は67.6%・246人だった。

自動車保有者に対し、ガソリンの値上げによって近場(コンビニなど)に行く際に自動車やバイクを使う頻度が変わったかどうかをたずねたところ、「減った」「使わなくなった」をあわせ19.1%の人が「(近場における)自動車・バイク離れ」を起こしていることが明らかになった。

近くのコンビニなどに行く時に、自動車やバイクを使うか(自動車保有者に対し)
近くのコンビニなどに行く時に、自動車やバイクを使うか(自動車保有者に対し)

38.2%が元々使っていないと答えているので、逆算すると61.8%の人が「少なくともこれまでは使っていた」ということになる。そのうち6.1%が取りやめ、13.0%が頻度を減らしたのだから、

「元々利用していた人の約1割がガソリン高騰で近場での利用を取りやめ」(6.1÷61.8=0.99)
「元々利用していた人の約2割がガソリン高騰で近場での利用頻度を減らした」(13.0÷61.8=0.21)


と見なすこともできる。

現時点では自動車保有者の4割が「今まで通り使っている」と回答しているが、今後ガソリン代がさらに高騰すれば、この値は漸減するものと思われる。実際同アンケートでは来月のガソリン価格に関する予想も行われているが、現状維持は28.6%でしかなく、10円プラスの190円台と答えた人は41.8%、20円プラスの200円台との回答も19.8%に達している。予想通りの相場展開となれば、さらに近場での自動車・バイク利用は減ることだろう。

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