第二位には、先週からワンランクダウンした『METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF PATRIOTS』が。発売から2週目となり評価も色々と多種にわたるようになってきた。先週よりも「ゲーム」というより「ゲーム部分を含んだ映像」という意見が増えてきたのが気になる。作り手の主張を表現する方法がゲームの部分に注力されたのか、それとも脚本・映像部分に表されたのか。そのバランスに不満を持つプレイヤーも多いのだろう。

第三位は初登場の『スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール』がランクイン。一言でまとめれば「Wiiで遊べるマリオなファミ●タ」(身もフタもない)。Wiiリモコンを使って野球のさまざまなポーズを楽しんだり、最大4人で色々な対戦プレイ(4人が協力して対コンピューター戦なども)ができる。もちろんキャラクタごとに必殺技が用意されているだけでなく、相性の良いキャラクタ同士が近くに配されると、「なかよしアクション」が使えるなどの演出も。事前宣伝の規模がさほど大きくなかったせいか、マリオ作品にしては伸びが今ひとつだが、プレイした感想は押しなべて好印象のものばかり。今後伸びる可能性は高い。

第四位にはこちらも新作の『遥かなる時空の中で4』が。コーエーが展開している「逆ハーレム」、つまり主人公の女性に色々な男性が寄り添うストーリーで展開される恋愛アドベンチャーゲームシリーズ「遥かなる時空の中で」の最新作。もちろん男性でもプレイできるが、やや気恥ずかしさやくすぐったさを感じるかもしれない。初週の感想としては意見が分かれているが、恋愛部分が今ひとつ物足りないという意見が多い。次週以降の、主に女性陣の感想を待ちたいところ。

今週は先週と比べて新作の上位入りが多く、やや新鮮な雰囲気を感じ取ることができた。固定ファンの多いシリーズ、コアな人気を持つタイトルなど、さまざまな新作が上位入りしている。一方で、今回はほとんど新作に上位の場所を奪われた定番タイトルの逆襲も気になるところ。次週新作陣のうちどれだけが、その場所を維持できるのか、今から楽しみだ。

(最終更新:2013/08/16)