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郵便局のお釣りで二千円札が多い件について

2008年06月18日

郵便局のお釣りで二千円札が多い件について

2008年06月18日 19:40


郵便局イメージ一週間ほど前に郵便局で支払いをしたところ、二千円札を二枚受け取った。スーパーやコンビニではほぼ見かけなくなっただけに、「ギザ付きの十円玉」を手に入れたかのような嬉しさを味わったものの、少々違和感を持ったのも事実。そして先日またお釣りで二千円札を受け取って「これはどうしたものか」とたずねたところ、色々と事情を聞くことが出来た。

二千円札イメージ郵便局のお釣りで二千円札が多い件について、まずは「オートキャッシャー(紙幣硬貨入出金機)」のことを説明しよう。【会計検査院の資料】にもあるように、郵便局(当時は郵政公社)では2005年から3年をかけて、郵便局において窓口端末機に接続するオートキャッシャーの導入を進めていた。これは現金の数え間違いの事故を防ぐために配備されるもので、最終的にすべての郵便局に導入される。そして「二千円札」は流通量が少ないとはいえ、れっきとした現行流通紙幣。もちろん対応していなければならない。

さらにオートキャッシャーの仕様として、現行紙幣すべてが最低量数入っていないと動作しないという仕様があるらしい。誤動作防止のためなのだが、これが一つのポイント。

そしてもう一つのポイントは「オートキャッシャーは基本的にもっとも枚数が少なくなるように紙幣硬貨が出される」というもの。コンビニなどの支払いでたまにある「すべて千円札になりますがよろしいですか?」といった状況は許されない。

これを前提にして考えると、お釣りの額によって次のようなパターンが想定できる。

・1000円未満……硬貨のみ
・2000円未満……千円札+硬貨
・3000円未満……二千円札+硬貨
・4000円未満……二千円札+千円札+硬貨
・5000円未満……二千円札2枚+硬貨
・6000円未満……五千円札+硬貨
・7000円未満……五千円札+千円札+硬貨
・8000円未満……五千円札+二千円札+硬貨
・9000円未満……五千円札+二千円札+千円札+硬貨
・1万円未満……五千円札+二千円札2枚+硬貨

多くの場合において、二千円札が使われることが分かる。特に5000円未満、9000円未満の価格帯において、従来千円札4枚だったところが「出来るだけ紙幣枚数が少なくなるように」という仕様があるため、二千円札が多用されることになる。

当初「日陰者の二千円札を流通させるための国際的陰謀か?」「日銀の金庫に腐れているばかりでは日干しするのも面倒なのでわざわざ二千円札を優先的に出しているのか?」などと妄想を巡らせたが、単なるオートキャッシャーの仕様以外の何者でもなかったわけだ。

もちろん現行流通紙幣なので、どこにおいても自由に使えることに違いはない。しかし千円札と似ている雰囲気があるため、つい間違ってしまう可能性も否定できない。あまり使い勝手が良いとも思えないし、それがために発行されても脇役的な扱いを受けてきたのだが、オートキャッシャーという「文明の利器」のおかげ(?)で再びその姿をよく見かけるようになるかもしれないわけだ。

もし郵便局で二千円札を手に取る機会があれば、「ああ、オートキャッシャーの仕業おかげだな」と思いを馳せるのも良いだろう。




これらの書籍が参考になります

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