ゲームソフトランキング更新、野球チーム育成ゲームが初登場トップに

2008年06月02日 08:00

ゲームイメージメディアクリエイトが発表した5月19日~5月25日の【週間ソフト・ハードセルスルーランキング】によれば、今回計測週のトップの座についたのは、シリーズそのものは長きにわたって発売されていたものの、DS向けとしては初めてとなる、プロ野球チーム育成シミュレーションゲーム『プロ野球チームをつくろう!』だった。『マリオカート』と『モンハン2nd G』の二タイトルが二か月ほど君臨していたトップの座が久々にくつがえされたことになり、新鮮さを感じる。が、それは同時にその二タイトル以外に「ずば抜けた秀作」が出なかったことの裏返しともいえる。さてこの「プロ野球~」ではこれまでの機種作同様に、プレイヤーが好きなプロ野球チームを編成し、選手の編成や試合への指示を行えるという「プロ野球チームのオーナーになろう」的なプレイを楽しめる。ただし携帯ゲーム機版ということもあり、既存シリーズ作と比べてかなりの面で仕様が省かれているので、さくさくゲームが進展する反面、深みに欠けるという酷評も多い。今後初週の売れ行きの好調さをキープできるかに注目したいところだ。

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第二位には、残念ながらもトップから陥落してしまった『モンスターハンターポータブル 2nd G』が。売れ行きが急激に落ちたのではなく、ゆるやかな減少の過程で新作ソフトにトップを譲り渡したような形になっている。これまでの勢いをそのまま維持するのは難しいが、今後も上位陣としてその姿を見せ続けることだろう。

第三位はこちらも前週から一つところてん方式に押し出されて順位を下げた『マリオカートWii』がランクイン。こちらも『モンハン2nd G』同様に売り上げを急激に落としたわけではなく、緩降下の過程で新作に座をゆずった形。この2タイトルの上位入りは今しばらく続くに違いない。

第四位には第二位・第三位タイトルより老舗の上位常連『Wii Fit』が。通常のゲームタイトルと異なり、健康機器的な性質があること、特定健診制度の施行など世情的に売れ続ける要素が続々新規に登場していることなどから、セールス的に「恵まれた」タイトル。トップの座に返り咲くのは難しいが、今後もトップ5にはちょくちょく顔を出すに違いない。

今週は繰り返しになるが実に二か月ほどぶりにトップが『モンハン』『マリカー』以外のタイトルとなり、新鮮さが感じられるランキングとなった。定番タイトルが長期間上位を独占する状況は、安定した売れ行きのタイトルが出たという安心感がある一方、抜きん出る出来栄えの新作が登場しないという停滞感をも演出してしまう。『ドラクエ』『FF』以外のタイトルの場合は一か月くらいがちょうど良いような気もするが……。

あるいは『モンハン』『マリカー』が、中長期のセールス的には『ドラクエ』『FF』に匹敵するタイトル、ということなのかもしれない。


(最終更新:2013/08/16)

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