手のひらに「遅れました」の証明書・JR東日本が携帯向けに遅延証明書掲載

2008年06月19日 08:00

遅延証明書イメージ【JR東日本(9020)】は6月18日、6月27日から携帯電話の各公式サイト(鉄道運行情報コンテンツ)において、首都圏の主な線区の遅延証明書を掲載することを発表した。これまでにも紙の遅延証明書を駅の改札などで発行していた他、同社のウェブサイトでも掲載していたが、携帯電話向けのものははじめてとなる(【発表リリース、PDF】)。

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携帯電話向け遅延証明書
携帯電話向け遅延証明書

「遅延証明書」とは色々な事情で列車の運行が大幅に遅れた際に発行されるもので、仕事先や学校などで時間に遅れた事情説明をするために用いられる。今回対象となる区間はパソコン公式サイト上のものと同じ掲載線区18路線(東海道線、横須賀線、総武快速線、京浜東北・根岸線、相模線、横浜線、南武線、山手線、中央快速線・中央本線、中央・総武線各駅停車、宇都宮線、高崎線、埼京・川越線、常磐線各駅停車、常磐快速線・常磐線、青梅線、武蔵野線、京葉線)。「列車運行情報」で通知した遅れのうち、朝の7時から9時(要は通勤時間帯)の間に発生したものについて、遅延証明書が掲載される。掲載期間は当日を含めて三日間。

なお表示場所はNTTドコモ端末なら「iMenu」→「メニューリスト」→「交通/地図」→「鉄道/バス」→「鉄道運行情報」というように、公式メニューからたどるようになっている。また携帯電話向けサービスが提供を開始しても、紙製・駅内発行の遅延証明書はこれまでどおり継続して取り扱うとのこと。

紙製の遅延証明書が発行されても、受け取る人が多数でなかなか手に入らない場合もあるし、ただでさえ遅延によって一刻一秒を争っている時に、わざわざ遅延証明書を受け取る時間などない、と考える人も多いだろう。そのような観点で考えると、通勤・通学客の多くの人が持ち運んでいる携帯電話向けに、いざという時は必要な「遅延証明書」を発行するのは非常に良いアイディアといえよう。

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