「iMenu」の一部で入札方式導入、NTTドコモが一般向けにも正式発表

2008年06月13日 06:30

モバイルイメージ【NTTドコモ(9437)】は6月11日、iモードのポータルサイトにあたる「iMenu」のメニューリストにおいて、コンテンツ事業者による入札(オークション)でサイトの表示順を決定する制度を導入すると正式に発表した。コンテンツ事業者に向けてはすでに告知されていたようだが、ユーザーも含めた一般向けに公表したのは今回が初めてのこと。6月23日から導入実施されるという(【発表リリース】)。

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対象10ジャンルの表示イメージ
対象10ジャンルの表示イメージ

これは先に【ドコモ、6月から公式サイトの表示順位を入札で販売へ】でお伝えしたように、コンテンツ事業者(色々なサイトサービスなどを作ったり携帯電話経由で配信を行う会社)向けには5月の時点で連絡していたもの。対象となるのは「メニューリスト」の次階層(第2階層)にある「働く/住む/学ぶ」「着うたフル」「着うた/着モーション」「着信メロディ/カラオケ」「メロディコール」「待受画面/フレーム」「ゲーム」「占い/診断」「コミック/書籍」「デコメール」の計10ジャンル。

これらのジャンルについて、これまでは利用者数の多い順番にサイトを表示する「利用者数ランキング形式」だったが「iモードをご利用されるお客様により多くの優良コンテンツをご覧いただけるよう」(リリースより抜粋)今回のオークション制を導入することにした。今後このジャンルについては毎月オークションが実施され、入札金額の高かったコンテンツ事業者のサイトサービスから上位表示されることになる。

なお対象ジャンル以外のサイトや、対象ジャンルを選んだ後の最終段階層(第3階層)は従来どおり利用者数ランキング制を維持することになる。

オークション制の導入で「人気が出る」「順位が上になる」「さらに人気が出る」「順位が上のままになる」という順位固定スパイラル・マンネリズムを打破できるというメリットはある。が、先の記事で指摘したように「単にマンネリズムから抜け出すだけなら、例えば定期的・アクセスごとにメニューリストをランダム表示すればよいだけの話」。今回のオークション制導入は収益の向上模索も理由の一つと思われる。


(最終更新:2013/08/05)

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