今やケータイでは顔文字より●文字!? 40代でも5割近くが使ってマス

2008年06月24日 06:30

モバイルイメージ情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは6月23日、携帯電話上のメールにおける顔文字・絵文字に関する調査結果を発表した。それによると携帯メールで顔文字を多用する人は1/4ほどだったのに対し、絵文字を多用する人は4割強にも及んでいることが明らかになった。一方で絵文字も顔文字も使わない人も3割に達していた(【発表リリース】)。

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絵文字イメージ今調査は6月11日から6月13日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの会員に対して行われたもので有効回答数は433人。男女比は53.1対46.9。年齢構成比は20代15.5%、30代49.9%、40代27.0%、その他7.6%。ちなみに「絵文字」とは右に例示してあるような、携帯電話などの電子メール機能にあらかじめ用意されているイラスト文字のこと。一方「顔文字」とは文字列を並べ合わせることで顔の表情を表す表現方法で、例えば「(`・ω・´)」や「┐(´д`)┌ ヤレヤレ 」「¶:3ミ」などが該当する。「アスキーアート」とも呼ばれている。

携帯上のメールで絵文字と顔文字の使う頻度はどちらが多いかという問いの回答は次の通り。

携帯メールで絵文字と顔文字、どちらが多いか。
携帯メールで絵文字と顔文字、どちらが多いか。

「そもそも論」として絵文字も顔文字も使わない人が、全体の3割ほどにも達している。これはビジネスメールでは「絵文字」「顔文字」いずれも相手に対して失礼に当たる可能性が高いことを考えれば、この回答項目では「携帯メールをビジネスメインに使っている人の回答」が多くを占めると考えてよいだろう。また、プライベートでも「絵文字」「顔文字」を使わずに、文章のみでやりとりする人も相当数いる。機能として用意され、文化として広がっても、それを使うか否かは本人次第ということだ。

一方、「絵文字」と「顔文字」では「顔文字」が男女とも1/4程度にとどまっているのに対し、「絵文字」は男性34.8%女性55.2%と、男性でも「顔文字」を上回り、女性にいたっては全体の過半数に達している。両者とも文章以外で自分の意思表示ができる手段だが、より表現力が高くキレイに見える「絵文字」は、男性より女性との相性が良い、ということになるのだろう。


元資料では20代・30代・40代それぞれの年齢層別の回答も掲載されているが、驚いたことに「顔文字」は比較的高年齢層の40代でも3割近くが使っている。さらに「絵文字」にいたっては20代・30代より40代の方が利用頻度が高いという結果が出ている。各年齢層の回答母数が100未満のため、たぶんにぶれが生じている可能性があり、あるいは「誤差の範囲内の出来事で実際には年齢層別の変化は無い」のが正解かもしれない。

絵文字も顔文字も、元々は「どれだけ少ない容量で表現力を高めるか」という工夫から生まれたものだった。顔文字はパソコン通信上などで、絵文字は携帯電話上で進歩発展したもので、両者ともいわば「IT世代の新表現」ともいえる。今回のアンケートでは40代までしか集計データとして掲載されていないが、今後50代以降の中堅層より上の人たちも、日常茶飯事的に「顔文字」「絵文字」を使うようになるのだろう。

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