定額制の浸透!? 20代の月額携帯電話料金は1万円以下が約8割

2008年06月02日 08:00

モバイルイメージgooリサーチは5月30日、毎日新聞社との共同企画調査によって行われた、20代の若年層における情報関連支出についてのアンケート調査の結果データを発表した。それによると、月額の携帯電話料金が1万円以下の人は全体の78.7%に達していることが明らかになった。ひとときは携帯電話料金が月に2万円も3万円もかかる、という話もよく耳にしたものだが、現在ではハードな利用者のほとんどには定額制が浸透しつつあるようだ(【発表リリース】)。

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今調査は5月21日から23日の間、gooリサーチのモニターから無作為抽出された20代の男女を対象にインターネット経由で行われ、有効回答数は1023人。男女比などは非公開。

今調査では新聞やインターネット、携帯電話など各種メディアへの支払い額に関する調査が行われているが、そのうち「月に支払う携帯電話料金」についてたずねた結果は次の通り。

月に支払う携帯電話料金
月に支払う携帯電話料金

次世代携帯やメール送受信量の上限かさ上げ、そして動画や表現力の強化から、携帯電話、特にパケット料金はうなぎ上りになる可能性が飛躍的に増加している。機能があれば使いたくなるのが人の業というもので、特に幼少時から携帯電話に慣れ親しんできた20代には、使いまくりたいに違いない。仕事勤めをはじめて自由に携帯電話を使える時間は減ったとしても、通勤時、あるいは帰宅してからの時間帯にもんまりと使う人も多い。

このような状況を想定すると、利用時間・やり取りされるパケット量は増え、それと共に電話料金も青天井的に増える……はずだが、定額制プランを導入していれば「料金青天井」を防ぐことができる。プランによって違いはあるが、定額制における月額料金は5000~10000円の層。おそらくは5001~7500円、7501~10000円の回答層のうち少なからずの人が定額制による支払いだと思われる。5000円以下の人は「定額制を導入しても実際の利用はそれ以下で、かえって損をしてしまう」層ではないだろうか。


同調査ではインターネット接続に関する費用の調査も行われている。こちらは携帯電話以上に低額で定額制が進んでいる。5000円代の層がもっとも多く、これをあわせると「インターネット関連の接続費支払いは月に5000円から1万円強」という層がもっとも多いことが分かる。

この値は去年の夏、Japan.Internet.comによって行われた調査(【「通信費 家計をじわじわ 圧迫中」5~10%は平均的か!?】)とほぼ一致している。やはり通信費は欠かせない費用として、一定額がふところを痛め続けることになるのだろう。

利用者としては自分の利用スタイルをしっかりと把握し、一番支払いが少なくなるプランへの変更を行うのが「賢い知恵」といえる。また携帯電話ならキャリア、パソコンのインターネットならプロバイダーの変更を検討するのも一つの手といえよう。


■関連記事:
【携帯の「パケット料金」が高額になる例を紹介・業界団体が注意】

(最終更新:2013/08/05)

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