不二家、「カントリーマアム」など菓子商品6品を値上げへ

2008年06月21日 12:00

不二家イメージ【不二家(2211)】は6月20日、「ミルキー」や「カントリーマアム」など6品目について、7月から価格の改定や内容量の変更を実施することを発表した。原材料をはじめとする各種生産コストの上昇が原因としている(【発表リリース】)。

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リリースによると値上げ・規格改定の理由について、

穀物のバイオマス燃料需要急増と世界的な食料需要の拡大、異常気象による乳製品の高騰、さらには原油価格高騰による包装資材の価格の上昇が続いております。弊社はこれまでも生産の効率化・諸経費削減などに努めてまいりましたが、この原材料価格の上昇傾向は長期化することが予測され、企業努力で対応できる範囲を超えるものとなっております。


と説明している。

具体的にはミルキーなどのキャンデー・グミ商品4品と、カントリーマアムなどのビスケット類2品において、平均で14.3%の値上げを予定している。ミルキーの値上げは1990年以来18年ぶり。具体的な品目と変更内容は公開されていないが、各種報道を総合すると、

「アンパンマングミ(グレープ)」……60円→70円
「ミルキー」……138グラム→120グラム(210円は変わらず)
「カントリーマアム」……28枚→24枚(徳用サイズ)


などが明らかになっている。さらに今回の6品目以外も、8月以降の商品の一部について、順次価格の改定や内容量の変更を行う予定であるとしている。

原材料や包装など、構成要素の経費が高騰する以上、商品価格を上げねばならないのはいたし方のないところ。しかしその一方、単純な値上げでは消費者の反発を招き、買い控えを誘発して結局「値を上げたのに売り上げが落ちて、企業側が音(ね)を上げる」という、小噺にもならないような状況がおきつつある。企業側には「もう一工夫」が求められており、それを果たせなければ客離れを招きかねない状況にある、ということなのだろう。

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