【更新】肌身離さず持つケータイ・一日約17時間は手元に!

2008年06月11日 08:00

C-NEWSは6月10日、携帯電話の利用機能に関する調査結果の一部を発表した。それによると1日に携帯電話を手元においていない時間は平均で6.7時間であることが明らかになった。逆にいえば、1日のうち7割以上・17.3時間は手元に置いているということになる。携帯電話がいかに現代人にとって「身近な」存在になったことが改めて実証された調査結果といえよう([発表リリース])。

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今調査は5月15日から16日の間、携帯電話・PHSを所有している20~50代のインターネットユーザー400人に対して行われたもので、男女比は1対1。年齢階層比は20・30・40・50代それぞれ均等割り当て。「携帯電話保有」「インターネットへのアクセス可能」が前提のため、世間全般とは多少のぶれが生じている可能性がある。

就寝時に「寝巻きにケータイをしのばせる」酔狂な人もあまり居ないとは思われるが、そこまでしなくとも「携帯電話を枕元など手の届く範囲においている」場合は「手元に置いている」と見なした上で、「一日のうち携帯電話を手元に置いていない時間はどれくらいですか」とたずねたところ、平均で6.7時間という回答が得られた。

一日のうち携帯電話を手元に置いていない時間はどれくらいですか
一日のうち携帯電話を手元に置いていない時間はどれくらいですか
人生の7割強は
携帯電話と共に
過ごしている

逆算すれば全体平均では「1日17.3時間、7割強の時間は手元に携帯電話を置いている」ということになる。時間そのもので比べてみると、「起きている時間に相当する時間、人は携帯電話と共にある」ということになる。記事タイトルにもあるが、まさに「肌身離さず」「一心同体」状態といえよう。

一方リリース上のコメントや上記表の追加ラインからも分かるように、20・30代と40・50代との間には、「手元においていない時間(逆に考えれば「おいている時間」)」に2時間近い差があるのが分かる。各年齢層毎の回答数が100で統計学的にはギリギリ誤差が出にくい範囲であるため微妙なところだが、両年齢層間には携帯電話に関して次のような「ジェネレーションギャップ」があることが考えられる。

・20~30代……物心ついたころから目の前にケータイがある、学生時代においておもちゃのようにケータイを扱えた→他の生活必需品と同じ扱い&「大変便利なツール」「あって当たり前のもの」
・40~50代……生活リズムや習慣が確立した後に携帯電話と遭遇→ビジネスや実用目的、「新しいツール」「新参者、昔は無かった」


携帯電話そのものの登場ははるか以前だが、日本に広く普及したのはこの10年ほどの間。自分がどの年齢層の時に携帯電話を手にしたかにより、「個人個人にとっての携帯電話の立ち位置」が微妙に異なり、それが「手元に置いている時間」の差を生み出したようだ。

例えるなら20代・30代にとっては「いつも手につけている腕時計や、家には必ず備わっているテレビ」、40代・50代には「多くの人が手にしてその機能を堪能しているが、『昔からあったもの』ではないカラープリンタやWii」のようなものだろう。

今後20・30代が年を経るにつれ、この「境界線」も次第に高齢にスライドし、そう遠くないうちに「一億総ケータイ世代」となるに違いない。

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