子どもが好きなゲームはロープレと格闘アクション・パソコンはエロゲーマシン?

2008年05月23日 06:30

ゲームイメージ日本PTA全国協議会が5月15日に発表した【子どもとメディアに関する意識調査】によると、小中学生が好きでよく遊ぶゲームのジャンルはロールプレイングゲームと格闘などのアクションゲームであることが明らかになった。好まれるゲームのジャンルは利用機種が変化してもさほど変わらないようだ。

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今調査は2007年11月12日から26日までの間、調査票を配布し記述してもらった上で回収する方式で行われたもので、有効回答数は小学5年生が1753人、中学2年生が1942人、保護者はそれぞれ1700人・1777人。男女比は子供が49.5対49.6(無回答0.9)。保護者は母親87.7%、父親10.0%(その他、無回答あり)。年齢は30代が32.0%、40代が59.9%。共働きか否かでは共働きが58.0%、共働き以外が29.8%(その他、無回答あり)。

小学校5年生・中学校2年生それぞれに、よく遊ぶゲームソフトについて2006年と2007年それぞれの調査結果は次の通り。1年間程度ではさほど変化は生じていないことが分かる。

よく遊ぶゲームソフト(小学5年)
よく遊ぶゲームソフト(小学5年)
よく遊ぶゲームソフト(中学2年)
よく遊ぶゲームソフト(中学2年)

その年ごとのブームとなったゲームやデータ取得時の誤差なども考えると、「ロールプレイングゲーム」「対戦格闘などのアクションゲーム」、そして強いてあげれば「スポーツゲーム」「シミュレーションゲーム」あたりの人気が高いといえる。また、小学生よりも中学生の方が「シミュレーションゲーム」「スポーツゲーム」の人気が高いのは、年を経るにつれて多少難しいことが理解できたり趣味の範囲が広がってきたからなのだろう。

「アダルトゲーム」と「エッチでいやらしいゲーム」……!?

さて、上記の表である項目に気になった人もいるはず。割合にすれば中学生ならわずか1.1%・0.9%に過ぎないが、「大人向けのアダルトゲーム」「エッチでいやらしいゲーム」への回答が「よく遊ぶゲームソフト」として挙げられている。小学生の場合「大人向けのアダルトゲーム」は2.5%と、(おそらくは誤差の範囲だが)中学生よりもむしろ数字が大きくなっている。

これを機種ごとのゲームジャンル利用率で見てみると、さらに興味深い内容が明らかになる。

ゲームジャンルとゲーム機器の利用方法(小学5年生)
ゲームジャンルとゲーム機器の利用方法(小学5年生)
ゲームジャンルとゲーム機器の利用方法(小学5年生)
ゲームジャンルとゲーム機器の利用方法(中学2年生)

設問のそのものの基準があいまいで判断がしにくい……というより設問の文言自身から内容を回答者が各自判断しろ、ということなのだろうが、小中学生双方とも「大人向けのアダルトゲーム(明確にR18などで「大人向け」と提示されているゲームとする)」は各機種で、「エッチでいやらしいゲーム(R18などの年齢制限は明確化されていないものの、異性の性的描写などその類の表現があからさまなタイプのゲームとする)」は特にパソコンでプレイされていることが分かる。

調査側のPTAからすれば、「よく遊ぶゲームソフト」にわずかでもこの両種類が挙げられていることですら気になる話。さらに「エッチでいやらしいゲーム」はパソコンで、「大人向けのアダルトゲーム」にいたっては機種を問わず子どもたちが遊んでいることを知ったら、どのような感想を持つだろうか。もちろん中にはしっかりとした教育の元で公認している家庭や、むしろ勧めている場合もあるが。


ゲーム機の高性能化やオンラインシステムの導入ソフトの展開、携帯電話の登場で、ゲーム業界を取り巻く環境も大きく変わりつつある。しかしそれでも子どもたちの好きなジャンルは相変わらずで、これはしばらく変化することがないだろう。むしろ直近で急速に人気を伸ばしたと思われる「学習ゲーム」のような、新規参入ジャンルのゲームがどこまで定番化・浸透していくのか、今後の状況を見てみたいものだ。

他方、年齢のこともあり一般ジャンルの利用率ではゲーム機の割合が多いが、「エッチでいやらしいゲーム」「大人向けのアダルトゲーム」、特に前者においてはパソコンが飛びぬけた値を示しているのが留意すべき点かもしれない。子どもたちにとってパソコンはゲーム機以上に有益な端末であると共に、大人が禁じている世界を垣間見、好奇心を充足してくれるミステリーゾーンへの窓口のように見えるものと思われる。大人がどのような判断を下すのかは各家庭の状況次第だが、場合によっては注意をする必要が生じるのだろうか。

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