ひとりはリスクもあるけど共になら……共同オーナーになってみたいものランキング

2008年05月15日 08:00

握手イメージ検索エンジンgooにおいて実施されていた【共同オーナーになってみたいものランキング】の結果発表が行われ、第一位には「くだもの」がついた。ひとりで持ち主(オーナー)になるのはリスクが高いし資本力も必要で難しいけれども、共同経営者として参加するのであれば夢は夢でなく現実に近づく……そんな思いが託されたものたちが上位についている。

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今調査は3月21日から22日、gooリサーチのモニターに対してアンケートを行い、その結果を集計したもの。有効回答数は1036、男女比は50.68対49.32。年齢階層比は30歳代がもっとも多く30.12%、ついで40歳代の27.03%。

トップについたのは「くだもの」。新鮮であればさらに美味しくいただけ、自然の恵みを味わいと共に実感できる素敵な食べ物。スーパーや八百屋に並べられた果物たちは、その香りだけでも人の心を魅了する。共同オーナーになれば収穫時期にお安く手に入れることもできるし、オーナーの条件次第では実際に収穫作業を体験することも可能となる。

「共同オーナー」といえばトップの「くだもの」同様によく知られているのが第二位の「ワイン」。ワインを創るぶどうの木に数千円で投資を行うというもので、毎年その木(畑)でとれたぶどうから作られたワインをいただくことができる。畑の管理人のスキルや天候、その他運の要素が強いが、時として「大当たり」のワインを手に入れることもあるそうだ。

第三位には「野菜」。「くだもの」や「ワイン」同様に、自然の恵みを気軽に分かち合う対象として人気が高い。昨今の産地偽装問題もあり、新鮮で「産地がはっきりしている」野菜の需要はさらに伸びていくことだろう。自分自身は農業に従事することはかなわなくとも、共同オーナーとして間接的に携わることができれば、収穫品の野菜を受け取れるのと共に「大地と共にある」という満足感を得ることができるに違いない。

その他「たんぼ」「ブランド牛」「コーヒー」など、「新鮮な、産地がはっきりしている自然の恵みの恩恵を手にしたいが、自らが作り出していくのは無理がある」というものが共同オーナーのニーズには多い。確実に自分の手元に入る、というメリットもあるのだろう(例えば第四位の「別荘」は、他のオーナーが利用している時期は使えないなどの難点がある)。

株式投資は
究極の
共同オーナー制度

共同オーナーというシステムは「事業を資金面からサポートし、その事業の恩恵の一部にあやかる」と説明することができる。このように考えれば、上場企業の株式の購入もある意味「共同オーナー制度への参加」と考えることができよう。実際、株主はその企業の構成要素の一つに他ならず、議決権があれば株主総会などで経営に参加することも可能となる。また、配当という画一化されたリターンだけでなく、企業によってはその事業にあった商品などを「株主優待」という形で恩恵として受け取れる。

買値と売値の差額からの売却益を得るための「キャピタルゲイン投資」ならともかく、企業と共にある一体感を得、共同オーナーとしての心境的・物理的(配当・株主優待)リターンを手にする。その観点から考えれば、株式投資はまさに「共同オーナー」制の仕組みに他ならないのだろう。

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