日本一の富豪は任天堂のあのお方・米誌フォーブス調査

2008年05月09日 06:30

お金持ちイメージアメリカの経済誌フォーブスのアジア版は5月8日、「日本の富豪40人(Japan's 40 Richest)」を発表した。第一位に選ばれたのは[任天堂(7974)]の山内溥相談役で資産額は78億ドル(8200億円)。今回初のトップの座についたことになる。前回調査から30億ドル・2006年から3倍にふくらんでいるが、フォーブス側では任天堂の株価上昇に起因していると分析している(【発表ページ】)。

スポンサードリンク

■日本の富豪たち(2008年版)

1位……山内溥(任天堂相談役):78億ドル
2位……森章(森トラスト社長):77億ドル
3位……毒島邦雄(SANKYO取締役相談役):54億ドル
4位……佐治信忠(サントリー社長):53億ドル
5位……孫正義(ソフトバンク社長):51億ドル
6位……柳井正(ユニクロ(ファーストリテイリング)社長):47億ドル
7位……糸山英太郎(新日本観光会長):45億ドル
8位……三木谷浩史(楽天社長):38億ドル
9位……滝崎武光(キーエンス会長):32億ドル
10位……武井ひろこ(武富士武井保雄元会長の妻):31億ドル

※以上、敬称略


フォーブスでは保有株式の時価評価額などから「資産」を計算。「もっとも豊かな日本人」として40人をリストアップすると共に、特集として【ディー・エヌ・エー(2432)】【南場智子社長の特集(「モバイルの女王」)】なども組み、そこでは「日本でもっとも成功した女性企業家の一人」と説明している。

全体的には日本の株価が大きく下落し、それらの株式を持つ企業家の資産額も減少したように見られるが、上位40位の資産総額は899億ドルと昨年調査と比べて107億ドル増加している。40人のうち半数は昨年より資産を増やし(上位10人中では8人までが資産増)、6人は1年間で10億ドル以上を上積みした。これは個別銘柄の株価上昇(例えば任天堂の山内相談役は9.9%・1416万株の任天堂株式を保有している)や大規模に進んだ円高が要因と思われる。

ちなみに上位40位のうちもっとも若いのは【ミクシィ(2121)】笠原健治社長が7.4億ドルで37位。最年少の32歳でランクインしている。この32歳という年齢は、2005年に40位に入ったライブドアの堀江貴文元社長と同じ。IT系企業の富豪はこの歳でトップ40に入るというジンクスができたのかもしれない。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ