「今年は花粉症の症状ナシ」その原因はどこにある!?

2008年04月30日 08:00

花粉症イメージ先に【スギ・ヒノキ花粉の飛散、今年はまもなく終了】でお伝えしたように、今年の春先の花粉症シーズンはどうやら峠を越したようだ。当方(不破)もかつては鼻水くしゃみ鼻づまり目のかゆみ発熱など、あらゆる花粉症の症状に悩まされていた。今年は「通年の倍以上の花粉が飛び散る」との話を耳にし戦々恐々としたものだが、なぜか今年に限って自覚症状が見られなかった。その理由はどこにあるのだろうか。

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花粉症……マスクは欠かせない。でも今年はなぜかほとんど症状が出なかった。
花粉症……マスクは欠かせない。でも今年はなぜかほとんど症状が出なかった。

ためしに去年と今年で、違ったことをいくつかリストアップしてみよう。いくつかは「花粉症に効けばな」と意図的に、いくつかは別件(療養中の疾患)のため、またいくつかは何となく実践していたものだ。おかげでどれが花粉症の症状改善に効いたのか分からないから困りもの。

刀豆茶(ナタマメチャ)

チャットで「ネフローゼなどの内臓疾患に効くらしいよ」という話を聞き、調べてみると確かにそのような話をいくつか見つけることが出来た『刀豆茶(ナタマメチャ)』。元々ジュース類は飲まなくなり、いくつかのお茶をブレンドして愛飲していたので、材料の一つにでもするかという思いで購入。

後付になるが「花粉症」との組み合わせで調べてみると、確かに刀豆茶が花粉症に効いたという人もいるようだ。

蓮根(れんこん)

れんこんイメージ「はす」とも言われる根菜類の一種。実は追加ソースが見つからなかったので記事にはできなかったのだが、2月12日付けの産経新聞で[このページ(Sankei Webなど)は掲載が終了しています]という記事が掲載されていた。要はれんこんの成分が乳酸菌とコラボして花粉症に効く配合物を生み出したのだという。具体的には【日本アレルギー応用研究所】のALLESTO-IIが該当する。

実際にこのALLESTO-IIを取り寄せることも考えたが、それは断念。代わりに「漢方医学の分野でも効用が認められているし、れんこんに含まれるムチン、タンニン、ポリフェノールが効くというのだから、ここはれんこんを積極的に食べて試してみよう」と思い立ち、それからほぼ毎日のように煮物にれんこんを入れて食している。

花粉症の原因となる抗体の発生やれんこんの成分調査を受けていないので、効果があったのかどうかは不明。しかし花粉症の症状が発生しなかった時期に、積極的にれんこんを食べていたのは事実だ。

ちなみにれんこんは繊維質も豊富に含まれている。整腸作用もあるので一石二鳥。

そば

そばイメージ近所の雑貨店で購入したそばが美味しく、塩分量も(しっかりとゆでれば)高くないこともあり、今年に入ってから一日一度はそばを食べている。一人分をゆでて刻みネギやとうがらし、自家製の「がり」、のり、わかめなどを山盛りのせて出来上がりという、特段変わったものではない。

そばはアレルギーを引き起こす食品として知られているだけに、「そばを食べるとかえって花粉症にはマイナスでは?」という考えもある。しかし一方で「そばの成分が花粉症に効く」という話もちらほら耳にする。ともあれ、この時期に当方がそばを多食していたことに違いはない。

玄米

こちらもそばとほぼ同時期に始めた食生活の変化。最初は白米に少々混ぜる程度だったのだが、ある時分量を間違って大量に入れてしまい、そのまま炊いてしまった。するとその香ばしさが意外にも美味しく感じられ、それからはほとんど玄米のみで炊いている。

白米と比べると少々割高だが、近所のお店でしっかりとした産地のものを購入しているので、色々言われている問題点はノープロブレム……のはず。

自然食

これは花粉症の季節に限ってというわけではないのだが、当方は(塩分制限の)食事療養をする必要があり、退院後はコンビニやスーパーなどのお弁当を食べなくなった。レトルトや加工食品もほとんど摂らない(たまに気が向いた時に食べる程度)。料理の材料として加工食品を使う事はあるが、むしろ地産地消のごとく地元直産の野菜を販売する店で買う野菜の割合が非常に多くなった。加工品系として食するものといえば、せいぜいシリアル関連のものか。これもまた塩分が少ないのが選択理由。

もっともこの食生活の変化は今年に限ったことではなく、退院後ずっと続けていること。これが今年花粉症の症状が出なかった直接の原因とは考えにくい。


以上挙げてみると、どれもが当てはまっていそうではあるし、どれも違うようにも見える。たまたま当方の花粉症の発症パターン(遺伝子的・抗体的)が、今年の花粉にはマッチせず、症状が現れなかったのかもしれない。

しかしこのように改めてリストアップしてみると、特に薬の服用や環境の変化ではなく、食生活の変化がメインであることが分かる。おそらくはこれらのどれか、あるいは複数がトリガーとなり、今年の花粉症の症状発生を抑えてくれたのだろう。

もしたまたま似たような食生活・生活習慣をしていて、同じように「今年は花粉症の症状があまり出なかった」という人がいたら、当方までご連絡いただけるとありがたい。事例が複数あれば、検証も可能だろう。

(最終更新:2013/09/06)

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