今や鼻緒は4本の時代!? 「5本指サンダル」が密かに浸透中

2008年04月12日 19:30

5本指サンダルイメージ先日【asahi.com】で気になる記事が目に留まった。「鼻緒が4本ある」という、未だ聞いたことがないサンダル「5本指サンダル」が売れ行きを伸ばしているという。サンダルといえば海水浴や近場を出歩くときには欠かせない、夏の必需品。だが世間一般に知られているのは「鼻緒が1本」のもの。鼻緒を4本にして何か意味があるのだろうか……。

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アルペンの「5本指サンダル」。その発想は無かったわ。
アルペンの「5本指サンダル」。その発想は無かったわ。ク

元記事を読み進めてみると思わず納得。4本の鼻緒がある理由は「脱げにくく、かつ歩きやすい」というもの。指摘されてみればなるほど、サンダルはすぐにでも履けるし外気に触れている部分も多いから足の蒸れもないが、固定される面積が狭くつかむところが1本の鼻緒部分だけなので、すぐに脱げてしまう。特に走りこんだり水の中を歩いたりした際に、思わずサンダルが足から離れてしまい慌てて履きなおした(り思わず転んで痛い目にあった)経験は一度や二度ではない。

元記事や『楽天市場のアルペンでのラインアップ』によるとスポーツ用品販売大手のアルペンが昨年夏に売り出したところ、予想以上の売れ行きを示し、今年は5万足の販売を見込んでいるという。

「5本指サンダル」の利点は次の通り。

・5本の指で鼻緒をつかめるのでサンダル底部が足と固定され、ぺたぺたと離れてしまうことが無く歩きやすい。
・サンダルそのものが脱げにくくなる。
・足の指が鼻緒で広げられるので指圧効果が期待できる。


何より「脱げにくい」というメリットが非常に大きいといえる。見てみれば「鼻緒が一本で脱げやすいのなら、もっと増やせばいいじゃないの」という簡単なアイディア。しかしまさにコロンブスの卵的発想で、写真を見るまで微塵も思いつかなかった。

5本指サンダルイメージ世間一般への浸透度はまだ低いようで、さすがにはたから見ると少々違和感がある。しかし、別におかしなものを履いているわけでもないし、ましてや他人に迷惑をかけているわけでもない。本人は至って幸せなのだから、他人の目を気にすることもないだろう。楽天の販売サイトでは個人ベースの購入の他、「海の家など海辺・プールにおける店舗商材」「海の大会・イベントでの参加賞や景品」「プール関係のスタッフへの支給品」としての活用を勧めている。なるほどそのような用途でも使い出がありそう。

なお色々調べたところ、この「5本指・4本鼻緒」というアイディアを採用したサンダルはアルペン以外にも色々なメーカーから出ているようで、例えば『アマゾンで検索する』とアルペン以外の「5本指サンダル」をいくつも見つけることができる(もっともアルペン側では「意匠登録出願中」とのことなので、それが通れば他社のものは見かけなくなる可能性もある)。

それぞれのブランドで多少の仕様の違いはあるのだろうが、基本部分は変わらないはず。あるいは通販に限らず近所のお店でも気軽に見つけられるようになるかもしれない。いつも利用しているサンダルにガタが来たら、5本指のサンダルもあることを思い出してみてはいかがだろうか。


(最終更新:2013/09/01)

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