携帯トレード普及の足音・松井証券も「松井ケータイ」発売へ

2008年03月04日 08:00

「松井ケータイ」イメージ【松井証券(8628)】は3月3日、同社の証券口座を持つ投資家が携帯電話で株式取引を行うのに最適な環境をあらかじめ組み込み用意してある携帯電話「松井ケータイ」を【ソフトバンクモバイル(9984)】との共同企画で提供し、【日本テレホン(9425)】の販売サイトで発売すると発表した。ソフトバンクモバイルの6機種の端末から選ぶことができる(【発表リリース、PDF】)。

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「ハイスピードα」イメージ松井証券では同社の顧客中約1/4が携帯電話を利用して取引を行っており、「携帯トレード」のニーズは今後もますます増加すると判断。特に2007年10月に導入された携帯トレード用のアプリ「ハイスピードα」経由の取引は携帯トレード全体の3割を超えるなど、非常に高い評価を集めている。

そこでソフトバンクモバイルの最新機種に「ハイスピードα」をあらかじめ組み込み、さらに松井証券の携帯サイトのブックマークなど、松井証券で携帯トレードを行なう環境を用意。日本テレホンのサイトで販売することになった。もちろん「ハイスピードα」などのサービス利用には松井証券の口座が必要になる。

現在対応している機種は920SH、920T、821SH、820SH 、812SH、814Tの6種類。利用頻度などを考慮し、パケットし放題、S!ベーシックパック、あんしん保証パック、基本オプションパックの各種オプションへの契約が義務付けられることになる。

現在における「松井ケータイ」対応機種
現在における「松井ケータイ」対応機種

またサービス開始のキャンペーンとして、3月31日までの間、購入者全員にmicorSDカード2GBを、充電器別売り機種を購入した場合には純正充電器を、それぞれもれなくプレゼントする。

携帯トレード用の携帯電話発売というと、先に発表された【株取引+ケータイ=株ケータイ ソフトバンクが「株ケータイ SoftBank 920SH YK」発売】が思い出される。これらのコラボレーション企画ともいえる「トレード専用携帯電話」の相次ぐ発売は、携帯トレードが急速に普及する昨今、新たな利用者層を取り込もうとする証券会社と、頭打ちの状況を見せる携帯電話各社の思惑が一致したのかもしれない。


(最終更新:2013/08/11)

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