自分が不眠症かを確認する8つの項目

2008年03月17日 06:30

睡眠イメージ人生のうち1/3~1/4を占める睡眠時間。それだけ人間にとって欠かせない行動・習慣のはずなのだが、分からないことは多いし、軽視されることもしばしば。「やることが多い」「仕事が残っている」など他の行動のとばっちりを受けさせる形で睡眠時間を削ってしまう経験は誰でも何度と無くあるはず。その一方、精神的な理由や疾病に近い形で満足な眠りを得られない「不眠症」に悩む人も多い。このサイトに検索エンジン経由で来訪する人たちのニーズを見ても、つくづくその実情が見て取れる。そのようなことを思いつつサイトを巡っていたところ、先日【オールアバウトジャパンの特集記事】で、不眠症に関する特集が組まれていた。非常に役立つ内容なので、少々見てみることにする。

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自分自身が「不眠症」かどうか。明らかに認識していなくとも、実は「不眠症」だったという場合が結構あるらしい。それを確かめるために用意されたのが次のチェックリスト。それぞれの項目について1か月以内に3回以上経験したことがあるかどうかを確認、その数をカウントする。

1.寝つきが悪く、なかなか眠られなかった
2.夜間、途中で目が覚めた
3.希望する起床時刻より早く目覚め、それ以後は眠れなかった
4.昼寝を含めた総睡眠時間が足りなかった
5.睡眠時間の長さに関わらず、全体的な睡眠の質が悪かった
6.日中、気分が滅入った
7.日中の身体的および精神的活動が低下した
8.日中にも眠気があった


WHOなどが作った判定基準をシンプルにしたもの、とのことだが6~8などは素人目で見ると「不眠症でなくともおきそうなものだが……」と感じてしまう。

このチェックリストでの結果は次の通り。

6つ以上……赤信号:早期に睡眠障害専門医の診察を
4つ以上……黄信号:不眠症の疑い。まずは生活習慣や睡眠環境の見直しを
3つ以上……要注意:今のところは大丈夫。ただしチェックした症状が重い場合などはやはり専門家に相談を


いずれにしても1つでもチェックがあれば要注意以上の問題が起きていることになる。キツネにつままれたような気もするが、それだけ広まっている、という認識もできよう。むしろ「不眠症でなくとも起きるのでは」としていた6~8すべてと、それ以外の1つでも対象項目だった場合「黄信号」モードになることには驚かされた。

元記事では不眠タイプを4つに分類し、「眠りたくともどうしても眠れない」ではなく「眠りたいのだが時間が足りない」「眠りに満足できない」という人のために、睡眠時間を増やす簡単な手法や睡眠の満足度を高める手法が書かれている。さらに不眠とうつ病の関係についても触れている。色々役に立つことが書かれており、特に「睡眠時間を増やす簡単な手法」は一部すでに当方(不破)もやっていることだったので(休日の睡眠時間を1~2時間増やす)「なるほど」と感心させられた。気がかりな人、思い当たることがある人はぜひ一度チェックしてみてほしい。


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(最終更新:2013/08/10)

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