どんな渋滞にも負けない世界最強のバイク

2008年02月21日 08:00

The Monster Motorbike~HELLイメージ交通渋滞で少しも前に進まないような道路でも、バイクは自動車の脇をすり抜けて前に進むことができる。「バイク便」が重宝されるのもまさにそのような状況での活躍ぶりからなのだが、別の意味で「渋滞に負けない」バイクが登場した。その名も「The Monster Motorbike~HELL」。意訳すれば「デカブツバイク~地獄の使者」とでもすべきなのだろうか(【DailyMail】【Autoblog】)。

スポンサードリンク

「The Monster Motorbike~HELL」とデモのためにつぶされた自動車。というか、これ、もはやバイクではない。
「The Monster Motorbike~HELL」とデモのためにつぶされた自動車。というか、これ、もはやバイクではない。

このバイクの持ち主はオーストラリア人のRay Baumann氏。元々スタントマンだった同氏は背中を痛めたこともあり退職。その後、3年かけてこのバイクを「建造」した。全長は3メートル、高さは3メートル、重さは14トン。イギリスのロンドンでよく見かける二階建てバス以上の重さがある。使われているタイヤは80トンクラスの重機からのもので、エンジンには大型貨物トラックのものが用いられている。元記事によれば「世界でもっとも大きな'オートバイ'で、通常の自動車10台分の重さを誇る」と説明されている。

大きさ比較。普通の大人が小さく見える。
大きさ比較。普通の大人が小さく見える。

Ray Baumann氏は今後の計画について、この「バイク」を使って各地を巡業し、色々な人にこの勇士を見せたいと考えている。まず2月中にオーストラリアのメルボルンで開催されるモーターショーに足を運ぶ予定だという。

本文中では一般車道を走るようなことがコメントされているが、実際には大型トレーラーでこのように運ばれるようだ。……そりゃ実際にこんなバイクが走っていたら、アメリカあたりでは州軍の戦車が出動してくるかもしれない。
本文中では一般車道を走るようなことがコメントされているが、実際には大型トレーラーでこのように運ばれるようだ。……そりゃ実際にこんなバイクが走っていたら、アメリカあたりでは州軍の戦車が出動してくるかもしれない。
展示中の様子。子どもも非常に興味深げに眺めている。
展示中の様子。子どもも非常に興味深げに眺めている。

冒頭でも説明したように、このバイクを用いれば普通のバイクとは別の意味で「渋滞に負ける」ことはないだろう。Ray Baumann氏もそのあたりのメリットについては認識しているようで、

「重心を低く抑えたので私のバイクが転倒することはまずないね。でも運転している最中に自動車を'ひく'可能性があるので、注意して運転しなきゃならないんだよ」


とコメントしている。

写真のような「バイクが自動車を踏み潰す」ような事故は実際にないだろうが、あったらあったで歴史に名を残す話となるに違いない。渋滞でも問題なく走れるだろうが、走った後には渋滞そのものが無くなっていることだろう(笑)。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ