過去10週間の中では昨年12月10日からの週に続いて二番目の売り超し額…東京株式市場での外国人投資家の売買動向、五週連続して売り超し

2008年02月08日 06:30

株式イメージ東京証券取引所は2月7日、2008年1月28日から2月1日(1月第5週)における株券の投資部門別売買状況を発表した。それによると先週外国人投資家が株を売った総額は6兆5463億8042万0000円なのに対し、買い総額は6兆1550億5397万0000円となり、差し引き3913億2645万0000円の売り超しとなった。先週以上に取引額が高く、気合を入れた売り超し状態にあることが分かる。なお他の3部門はいずれも買い超し状態で、外国人売り対その他買いの構図となっている(【最新発表リリース、PDF】)。

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1月28日から2月1日における各部門別の売買動向は次の通り。

・法人……8611億2895万0000円/1兆0564億5505万5000円(1953億2610万5000円買超)
・個人……1兆8193億3435万1000円/1兆8541億4304万3000円(348億0869万2000円買超)
・外国人……6兆5463億8042万0000円/6兆1550億5397万0000円(3913億2645万0000円売超)
・証券会社……1300億万5636万1000円/1333億4101万7000円(32億8465万6000買超)

(それぞれ売り/買い(差し引き))


また、この10週間における外国人投資家の動向は次の通り。

11月26日~30日……944億5589万8000円買超
12月3日~7日……1137億6343万3000円買超
12月10日~14日……4511億4427万9000円売超
12月17日~21日……2347億5945万2000円売超
12月25日~28日……2375億6100万4000円買超
1月4日……162億8644万8000円売超
1月7日~11日……241億5504万4000円売超
1月15日~19日……1595億5362万7000円売超
1月21日~25日……1774億3684万1000円売超
1月28日~2月1日……3913億2645万0000円売超


今年に入ってから売り超しが続いている外国人投資家勢だが、今週発表週もやはり売り超しで、五週連続しての売り超しとなった。しかも売り超し額が減るどころか増える傾向にあり、過去10週間の中では昨年12月10日からの週に続いて二番目の売り超し額になっている。

今回計測週は日経平均株価がやや持ち直したように見える週だったが、外国人投資家は(全体的な売買代金こそ減らしているものの)売りの勢いを強めているように見える。くだんの「ノックイン債」の話も再び出てきたこともあり、先物に振り回されたり、外国人投資家による換金売りの日々がこれからも続くのだろう。

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