ゲームソフトランキング更新、上位陣は新作勢ぞろい・でもあの格闘ゲームには誰もかなわず

2008年02月08日 06:30

ゲームイメージメディアクリエイトが発表した1月28日~2月3日の【週間ソフト・ハードセルスルーランキング】によれば、今回計測週のトップの座についたのは話題の新作『大乱闘スマッシュブラザーズX』だった。任天堂内「外」から集まったビッグな主役級キャラクタたちが、自分たちの個性を活かした技を使い戦うという、ある意味任天堂らしくない格闘ゲーム。前作と比べるとやや難易度が初心者向けのせいかシリーズ通の中級者などからは不満も聞かれるが、概して評判はよい。初週で80万本以上のセールスをあげており、ミリオンセラー達成もほぼ確実といえよう。

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第二位にはこちらもシリーズものの最新作『デビル メイ クライ 4』が。デビル(悪魔)を倒すのを業とするデビルハンターの活躍を描いた3Dアクションゲームで、前作までのファンもニヤリとするような設定(前作の主人公が登場するなど)も多く用意されている。ストーリー的に今ひとつとの意見が多く(特にシリーズカラーと比べると「軽い」)、話の展開を楽しむプレイヤーには少々酷かもしれないが、ビジュアル的には高評価が多い。要はどこに期待するか、ということらしい。

第三位は『テイルズ オブ デスティニー ディレクターズカット』がランクイン。タイトルからも分かるように、2006年11月に発売されたプレイステーション2用の『テイルズオブデスティニー』のグレードアップ版。シリーズ中人気の高いキャラクタ「リオン・マグナス」を主人公にしたシナリオがプレイできるのがミソ。シリーズに心底のめりこんでいる人には、こういった演出による作品は嬉しい限り。

第四位には新作『涼宮ハルヒの戸惑』が。「キョン、ゲームを作るわよ!」とばかりにアニメ版『涼宮ハルヒの憂鬱』の世界でキョンの立場からSOS団内でのゲーム作成を行なう、ゲームクリエイターもどきのゲーム。スケジュールの管理において登場キャラクタの個性に合った仕組みがほどこされているなど、かつて一時期ブームになった「ゲーム会社運営シミュレーション」と比べても多分に面白みが増している。しかも完成したゲームがスケジュール管理などの良し悪しで品質・内容が変わり、さらにそのゲームが実際に遊べるのだから、「何度でも遊べる」内容となっている。原作の知識がないと多少辛い面もあるが、ゲーム単独としてもそれなりに好評価を与えられる出来。

今回計測週は上位四位がすべて新作タイトルということもあり、非常にきらびやかな内容となったランキングだった。ビックタイトル・期待作がまとまって発売されるとここまでランキングが変わるものかと、ある意味驚きを感じさせる。しばらく上位を維持しそうなタイトルもいくつか見受けられるので、次週以降は既存の定番タイトルとの争いが見られることだろう。


(最終更新:2013/08/16)

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