【更新】主婦の2/3は料理好き ……ってことは残り1/3は!?

2008年02月03日 12:00

日本料理イメージC-NEWSは1月31日、主婦の料理事情に関するアンケート調査結果の一部を公開した。それによると、主婦の約2/3は料理好きと答えていることが明らかになった。料理の作り手が「好きで料理をし」ていないと、美味しい食事にありつける可能性は低くなる。その点では約2/3の家庭は幸せな食生活を過ごすための第一関門を突破しているといえるだろう([発表リリース])。

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今調査は1月18日~19日、20歳以上の主婦を対象にネット経由で1000人に質問したもの。年齢階層比は20代・30代・40代・50歳以上がそれぞれ250人ずつ。

料理好きの主婦は6割強

まずは料理が好きかどうかの質問。全体的には6割強が「好き」「まあ好き」と答えている。

料理をするのは好きですか
料理をするのは好きですか

20代と40代の間には「好き」派について17ポイントの違いはあるが、大体6割強の主婦が「料理好き」と見て良いだろう。

一方、料理が「かなり嫌い」は全体の数%、「やや嫌い」は1割強に及んでいる。料理が好きでも「下手の横好き」という言葉にあるように、出来上がった料理が無残な味をしている場合もあるだろう。しかし「料理が嫌い、だが作った料理は美味しい」という話はほとんど聞いたことがないことを考えると、1割強の家庭では美味しくない食卓が毎日展開されているのだろうか。あるいはほとんどが既製品(中食)か冷凍食品、外食、それとも「主夫」に料理を任せているのかもしれない。

年を経ると食費も上がる

一か月あたりの食費は平均でどれくらいなのだろうか。今調査では子どもの有無について問い合わせていないので「子どもがいる・いない家族をひっくるめた値」となり、多少ぶれが大きくなることを承知の上でデータを見てみる。全体では一か月あたり4万5000円程度という答えが出た。

外食費を除く一家の一か月あたりの食費
外食費を除く一家の一か月あたりの食費

主婦の年齢を経る、つまり夫婦が年齢を重ねる毎に食費が上昇していくのが分かる。これは年を経ると凝った料理が食べたくなる(例えばインスタントラーメンとおにぎりだけ、という食生活を50歳以上に強いるのは苦痛である)のと共に、子どもが増え、その分食費もかさむことから来るものだろう。


今回公開されたデータ内にはなかったが、概要として紹介された結果には「50歳以上の主婦の4割は夕食をすべて自宅で作る」「夫が料理をしたり手伝ったりしてくれないという主婦は43%」といった回答が見られる。

「好き嫌いは人の自由だから料理にしても好きでも嫌いでもいいじゃないの」という意見もあるだろう。とはいえ、嫌々作られた料理を口にするのも、あまり気分の良いものではない。それに雰囲気云々を別にしても、料理を苦痛に感じながら作った料理が味覚的に美味しいはずもない。

料理そのものが嫌いな場合でも、料理を食べた人の笑顔を見るのも嫌いな人はいるまい。ましてその笑顔が夫や子どもならなおさら。「下手だから嫌い」という人もいるだろうが、センスの違いこそあれ、誰もが最初から上手なわけがない。

それに自炊は食費や健康面、栄養のバランスの面などでもプラスとなることが多い。何より料理は「女性にとって最大の武器」に他ならない。食品の値上げが相次ぐ昨今、これを食費を少しでも抑える良い機会と見て、「料理が嫌い」な人も自分が出来そうなところから料理を始めてみよう。

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