「一人焼肉」経験者は12.2%、50代以上の男性では3割強にも

2008年02月02日 12:30

焼肉イメージネットリサーチのDIMSDRIVEは1月30日、焼肉に関するアンケートの結果を発表した。それによると一人で焼肉屋に行って食事をする、俗に言う「一人焼肉」をした経験がある人は12.2%に登ることが明らかになった。年齢が上がるにつれて経験者は増え、50代以上の男性では3割以上にも及んでいる(【発表リリース】)。

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当調査は2007年12月26日から2008年1月にネット経由で行なわれたもので、有効回答数は6560人。男女比は45.5対54.5。年齢階層比は40代33.7%、30代32.3%、50代14.9%など。

「一人焼肉」1割強、焼肉屋の焼肉を「会食」ではなく「豪華な食事」として!?

焼肉屋での食事は、世間一般では家族や友達など、複数人数で来店して行なうのが常。入店した時にたいていにおいて「お一人ですか」ではなく「何名様ですか」と店員が聞くことからもそれは明らか。そこをあえて一人で来店し、食堂や立ち食いそばと同じ感覚で焼肉を食べる食スタイルは「一人焼肉」と呼ばれている。

寂しさの象徴とも勇気ある行為とも、社会における「個の分化」や食生活そのものの変化ともいわれ、「一人焼肉」にはさまざまな評価が行われている。また類義語として「一人ファミレス」などがある。

さてその「一人焼肉」についてだが、普段焼肉店に行く人5067人のうち、実に15.8%が経験していると答えている。普段焼肉店には行かない人もあわせた全体に占める割合は12.2%

性年代別、焼肉店の利用頻度別にそれぞれ見てみると次の通りとなる。

性年代別
性年代別
図版焼肉店利用頻度別
図版焼肉店利用頻度別

男女別では女性よりも男性が、また男女を問わず年齢が上になるほど「一人焼肉」経験者が増える傾向が見られる。さらに焼肉店を利用する頻度が高いほど、「一人焼肉」経験者が多くなる。これは焼肉を「パーティーのように皆が集まって騒ぎながら食べる会食」としてではなく「ちょっと豪華な肉料理の外食」として位置づけている人ほど「一人焼肉」をしやすく、だからこそ一人でもちょっと気が向いた時にレストランや喫茶店に足を向けるのと同じ感覚で焼肉屋へ足を運ぶ、ということなのだろう。

周囲が騒いでいる中で、一人肉をつつくのは、ふと我が身を振り返ると物悲しさを感じることもある。それらの「雑念」を振り払い、ただひたすらに肉を食らう、まさに『「うおォン 俺はまるで人間火力発電所だ」とでも一人つぶやきつつ』肉を平らげていってこそ、真の「一人焼肉」マスターにして、人生の達観者ともいえるのだろう。

……そんな大げさなものでもないかもしれないが(笑)。


(最終更新:2013/09/07)

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