【更新】好きな味は若者コンソメ中堅層うすしお……スナック菓子の味付け事情

2008年01月18日 06:30

スナック菓子イメージC-NEWSは1月17日、スナック菓子の購買行動に関する調査結果の一部を公開した。それによると10代の半数以上がほぼ毎日市販のお菓子を食べていることが明らかになった。また、スナック菓子で好まれているのは若年層が「コンソメ」、年を経るにつれて「うすしお」味であることも判明した([発表リリースページ])。

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今調査は2007年12月21日から23日、15歳以上のネットユーザー1000人を対象に行なわれたもの。男女比は1対1。年齢階層比は10代・20代・30代・40代・50歳以上で各均等割り。

調査が行われた内容は多数に及ぶが詳細なデータが公開されたのはその一部。その中でも注目すべきなのは、10代の半数以上がほぼ毎日、一週間に1度以上では9割以上が市販のお菓子を食べているということ。

どのくらいの頻度で市販のお菓子(あめ、ガム、アイスクリームなども含む)を食べるか
どのくらいの頻度で市販のお菓子(あめ、ガム、アイスクリームなども含む)を食べるか

10代がやや多めであとは年齢による違いはほとんど見られないが、いずれもが4~5割もの人がほぼ毎日市販のお菓子を口にしていることになる。週一以上なら9割前後、10人に声をかければそのうち9人が「週一回以上は市販のお菓子を食べてるよ」と答えていることになる。

また、スナック菓子を食べることが多い人にどのような味付けが好きかをたずねた結果も公開されている。こちらは冒頭で触れたように「若年層はコンソメ、年を経るにつれてうすしおが好まれる」傾向が強い。

スナック菓子で好きな味付け
スナック菓子で好きな味付け

年をとるにつれて味の好みが変わってくるのは、食生活の経験日数の違いや味覚神経の変化、さらには健康を気にするかどうかなど複数の要因が関わってくる。一概に言い切ることはできないが、30代以降に「うすしお」が増えてくるのは味覚の変化の違い以外に、健康に留意した結果と推定される。

「年をとると和食の味付けが好まれるようになる」という話もある。40代で「のりしお」、50歳以上になってはじめて「しょうゆ」が現れるあたり、スナック菓子の好き嫌いにも和食の好みが反映されているのかもしれない。50歳以上の第二位に「チョコレート」が入ったのはやや意外だが……。


詳細データは公開されていないが、「スナック菓子の情報源は6割の人が『テレビCM』と回答している」「一番食べたいのは『カルビー ポテトチップス』」「求められているのは『低カロリー』『安全性』」など、お菓子の消費動向を左右する要因や食生活に関する現状を如実に反映した結果も出ている。深い考えもなく即答で実行することを「スナック菓子感覚で」と表現することがあるが、その「スナック菓子」においてもさまざまな思惑があり、人それぞれの好き嫌いが如実に反映されているのが分かる。

若年層では特に、そして高齢者にもかなりの割合で浸透しているスナック菓子。現状は若年層向けのパッケージや味付け構成が多くを占めているが、すでに最近では中堅層向けのものも登場するようになった。今の「スナック菓子毎日食べるよ」層が年を経た将来は、お年寄りをメインターゲットにした商品も多数展開されるかもしれない。もちろん今の「毎日食べる」層が年をとってもすべてそのまま食性向を変えない、というわけではないだろうが……。

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