ゲームオン、ゲーム情報サイト「ジーパラドットコム」事業を独立会社に譲渡

2008年01月17日 08:00

ゲームイメージ【ゲームオン(3812)】は1月15日、同社が運営しているゲーム情報サイト【Gpara.com(ジーパラドットコム)】について、管理運営を目的とする別会社が設立され、その会社に2月1日をもって譲渡することを発表した。具体的な譲渡対価などは明らかにされていない(【発表リリース、PDF】)。

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「Gpara.com」はゲームオンが1999年8月23日にスタートしたゲーム関連情報を統括するポータルサイト。単に情報展開が行なわれているだけでなく、オンラインゲームを提供したりコミュニティで情報交換、さらにはゲームやCDなどの予約購入も可能という、いわゆる「トータル情報サイト」の一つ。

Gpara.com
Gpara.com

リリースによれば今回の新会社への運営譲渡は、ジーパラドットコム自身については「一企業として独立してサイトサービスを提供することで事業発展の可能性を広め」、ゲームオンではこれまでサイト運営に充てていた経営資源を他の事業へ展開することで企業価値の向上を図れるという。運営のために設立された株式会社ジーパラドットコムの社長には、ゲームオンで同サイトを管理運営してきた杉村知顕氏が就任する。

ちなみに新会社ジーパラドットコムとゲームオンとの間に資本関係は無く、今回の譲渡に際しては会員情報は含まれていない。

ゲーム系ポータルサイトも法人格運営によるサイト同士の競争が激化する中、アマゾンジャパンなどのアソシエイツプログラム(代理店制度)の充実で「法人サイトが独自の販売網を提供し、ゲーム情報とソフトの予約・販売までの顧客囲い込み」が個人運営レベルでも気軽に出来るような環境が整うことで、まさに戦国時代の状況を呈している。

今回のサイト運営事業の譲渡も、「さまざまな思惑」はあるが、恐らくは小回りの効く事業展開を求めてのものだろう。今後機動力を高めることでどのような変貌を遂げるのか、注目したいところだ。

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