松下電器が世界一長持ちするアルカリ乾電池「エボルタ」を開発・ギネスにも認定

2008年01月16日 06:30

エボルタイメージ【松下電器産業(6752)】は1月15日、新しい乾電池「EVOLTA(エボルタ)」を4月26日から発売すると発表した。同社がすでに発売している長寿命乾電池「オキシライド」よりもさらに長い寿命である10年間を実現している。サイズは単一~単四まですべてを揃え、世界統一デザインを採用するとのこと(【発表リリース】)。

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今回発表された「エボルタ」は、乾電池に対する「中小電流領域での使用」「長持ち」のニーズに応えるべく、電池の構造・材料・工法において新しい技術を採用。大中小すべての電流領域において高い性能と長寿命を実現し、特に寿命においてはギネスの世界記録にも登録された(リリースには言及がないが当日行なわれた発表会で発表されている【参照:日経BP】)。

世界一長持ちを誇る乾電池「エボルタ」
世界一長持ちを誇る乾電池「エボルタ」

「エボルタ」の価格はオープンだが、単一が2本パックで570円、単二が2本で420円、単三が4本で590円、単四が4本で590円(いずれも想定価格)程度になると言われている。従来のオキシライド乾電池よりは1割前後高い見込み。

発表会での松下側のコメントにもあるように、使用推奨期限が従来品の5年から10年に延びたことで、「エボルタ」は「いざ」という時に備えるための防災用備品としても非常に有益な電池となることだろう。当然のことながら有効期限が延びればそれだけ買い換えの機会が減るということにもなり、一定期間における買い換え本数が減ることも示唆している。しかし備蓄用電池として他社の乾電池ではなく松下の「エボルタ」が選ばれる可能性が増えることになれば、備蓄する側はもちろん松下にとってもプラスになることだろう。

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