松下電器産業株式会社、社名をパナソニック株式会社に変更・ブランドもPanasonicに統一

2008年01月10日 19:30

株式イメージ【松下電器産業(6752)】は1月10日、6月開催予定の定時株主総会で定款変更が承認されることを条件とし、社名の変更を実施することを発表した。新社名は「パナソニック株式会社」(英語名:Panasonic Corporation)。またブランド名も逐次切り替えを行い、最終的に「Panasonic」に統一する(【発表リリース】)。

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リリースによれば創業90周年という節目を迎えたこともあり、社名とグローバルブランドを統一し、さらにグループ内で「松下」「ナショナル」を冠する企業もすべて「パナソニック」に変更。国内ブランドの統一も図ることで、グループの全活動をPanasonicブランドの価値向上に集結するという。社名・ブランド名の変更は10月1日を予定している。

これに伴い、【松下電工(6991)】【松下工業インフォメーションシステムズ(4283)】もそれぞれ「パナソニック電工」「パナソニック電工インフォメーションシステムズ」に10月1日から社名を変更する。Nationalブランドについては社名変更と同時にPanasonicへの切り替えに着手し、2009年度をめどに廃止する予定。

「♪明るいナショナル(中略)みんな家中何でもナショナル~」などのテレビCMや、街中に点在する個人営業の電気屋さんで「ナショナル」名を見たり聞いたりしたことのある人は多いだろう。今ではあまりブランド名そのものを目にしない(白物家電や乾電池などごく一部)が、看板やシャッターには「ナショナル」の名前が刻まれている(特に小規模の)電気屋はまだまだ多いはず。それらのブランドが、すべてパナソニックに統一されることになる。

経営資源の集中とイメージ戦略の効率的な展開としては間違いなくプラスになる決定。しかし「松下」という名前そのものが社名から消えること、「ナショナル」のブランド名が無くなるのは、やはり一抹の寂しさを感じずにはいられない。

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