自分で好みの状況を作れる素材集「アレンジOK! 素材集」と「さし絵スタジオ」

2008年01月05日 12:00

アレンジOK! 素材集イメージ【ジャストシステム(4686)】は2月8日に、Windows用さし絵作成・素材集ソフト『アレンジOK! 素材集』を発売する。定価6800円(税別)。CD-ROMで提供(【公式サイト】)。1.3GB以上のハードディスク容量が必要。単なるグラフィックの素材集ではなく、人物を中心にしたもので、角度や表情、服装を変えてアレンジできるという。

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当方(不破)のようにサイト上で色々な解説、あるいはカット的なイラストを必要としたり、あるいはプレゼンテーション用の資料を作成する必要がある人にとって、頭の痛い問題の一つが「シーンに合う素材やイラストが見つからない」こと。頭の中にイメージはあるのに、それにマッチするような画材が見つからず、自分に絵を描くスキルもない場合、少々違うような気がしても妥協して他の写真・イラストを使うか、絵そのものをあきらめなければならない。当方も「この人がこんなポーズをとっていれば、この情景はぴったりなのに!」「こういった状況のイメージカットがあると分かりやすいのだけど、なかなかそういう画材は無いんだよな」と何度嘆いたことか。

公式サイトによると、『アレンジOK! 素材集』の特徴は次の通り。

「シーンにぴったりな素材やイラストが見つからない」「角度や表情が変えられたら・・・」、ぴったりの素材やイラストをお探しの方におすすめなのが「アレンジOK!素材集」です。

3,500点以上の素材からカンタンに表情や服装、角度を変えてアレンジできるので、資料ごとにイメージに合うイラストを作成することができます。さらにアニメ風やビジネスシーン風に雰囲気を変えることもできるので、あらゆる資料作成に役立ちます。
もちろん、作ったイラストは一太郎や花子、プレゼンテーションソフトで活用可能。内容に合ったイラストで文書の完成度がさらに高まります。


『一太郎』や『花子』はともかく、Microsoft Officeシリーズなどに貼り付けることができ、イラストそのものもPNG・JPG・GIF・BMPで保存できるというのだから、当方も含めた多くの人の環境でも十分に使える。私用・商用を問わずロイヤリティなしで自由に利用できるのもありがたい(素材集としての公開などは不可)。

セールスポイントは「人物や雰囲気を思い通りにアレンジしてカットを作れる」。自在に変化できる人形を設置してジオラマを作り、その写真を撮れるような感覚だろうか。

人物像は「リアルタイプ」「イラストタイプ」「マンガタイプ」から選べる。
人物像は「リアルタイプ」「イラストタイプ」「マンガタイプ」から選べる。

線の太さや枠線のある無し、ベタ塗りやモノトーン調にして雰囲気を変えたり、さらには人物そのものの表情、見た目の角度を360度変更できるとのこと。

表情や見た目の角度の変更も可能。
表情や見た目の角度の変更も可能。

「真正面ではなくて少々斜め下からのビジュアルがほしい」「後ろから追いかけるようなシーンを再現したい」など、好きなアングルからのイラストを作れるのは非常にありがたい。さらにこの人物に対して表情だけでなく、服装やポーズまで変更が可能とのこと。

そして用意されているシーン(上記なら犬を散歩させている男性)に登場する人物を入れ替えて、似ているがまったく異なる状況を描くことも可能。公式サイトにあるような、「男性上司が女性部下に説教をしている」シチュエーションを利用し「女性上司が男性部下に」、さらには「子ども上司が老齢部下に」といったシーンをイラストとして成形することもできる。用意されているイラストは3500点以上とのこと。

【製品構成】のページを見ればお分かりのように、『アレンジOK! 素材集』は元々『さし絵スタジオ』に『一太郎』や『花子』との連携機能を追加し、『六角大王Super』のユーザーが作成したデータを収録しているもの。『一太郎』や『花子』を利用していないユーザーならば素直に『さし絵スタジオ』を買った方がよいのかもしれない。

【さし絵スタジオの公式ページ】と今リリースをチェックしながら、「どちらがいいのかな」と悩む人もいるだろう。どちらにしても、当方のように今ソフトの存在を知らなかった人にとっては「良い買い物」になるに違いない。


(最終更新:2013/09/08)

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