セブン銀行、ジャスダックに2月29日上場決定

2008年01月22日 19:30

ジャスダック証券取引所は1月22日、【セブン&アイホールディングス(3382)】の銀行系子会社であるセブン銀行が同取引所に2月29日付けで上場すると発表した。証券コードは8410。売り出し株式数は36万3750株(オーバーアロットメントによる売り出し1万株)。主幹事は【野村證券(8604)】。上場時の手取金はATM装填用現金に用いるという(【発表リリースリスト】)。

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セブン銀行は2001年4月に「アイワイバンク銀行」として設立されてから、セブン&アイ・ホールディングスの企業店舗を中心にATMを設置。金融機関と提携することで入出金サービスの展開を主な事業としている。他にも有人店舗や銀行代理業務なども実施。2005年10月には「セブン銀行」に社名を変更し、現在に至る。

現在の資本金は305億円。大株主にはセブンイレブンジャパン(24.89%)、イトーヨーカ堂(16.14%)、【三菱東京UFJ銀行(8306)】(4.92%)、[三井住友銀行(8316)](2.46%)などが大株主として名を連ねている。公開価格はブックビルディング方式で決定。2月7日に仮条件を提示し21日に価格を決定する。売買単位は1株。

上場そのものはおめでたい話であることに違いないの。しかしこれだけ大きな企業が上場するとなると、同一セクターの他の類似銘柄に充てられていた資金が引き上げられ、セブン銀行に投資される可能性、つまり金融セクターの株価そのものを一時的に押し下げることが懸念される。ましてや現在の株価状況は大バーゲンセール状態。市場に与える影響は未知数で、公開時の初値やその後の株価展開と共に、金融セクター全体の動向も気になるところだ。

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