アステラス製薬、営業車2000台をハイブリッド車に切り替え

2008年01月20日 12:00

時節イメージ【アステラス製薬(4503)】は1月17日、4月からMR営業用のリース車両2000台をハイブリッド車に切り替えると共に、オリックス自動車と共同で環境課題への対応を強化した車両管理体制を模索すると発表した(【発表リリース、PDF】)。

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MR(Medical Representative)とは医薬情報担当者のことで、医薬品メーカーにおける営業員の要となる存在。病院や調剤薬局などを巡回し、医師や薬剤師に薬の情報を伝えるスタッフで、販売促進を主業務としないのが特徴(とされている)。

アステラス製薬では営業車両2500台のうち山間部などで用いる四輪駆動車500台をのぞく2000台をすべて[トヨタ自動車(7203)]の「プリウス」に変更する。アステラス製薬ではすでにMR営業車両の低公害車への切り替えを進めており、2007年度には導入率90%を達成する見込み。今回ハイブリッド車に切り替えることで、環境対応をさらに推し進めるとのこと。

またオリックス自動車では、アステラス製薬側が自治体や官公庁に提出しなければならない燃費情報などの各種環境データの提供、環境管理実績報告書の作成をサポート。自動車関連業務に直接対応する部局も新設してアウトソージングの促進を図る。

ハイブリッド車の採用でどの程度コストが変わり、環境対策にプラスとなるのかはリリースでは示されていない。しかし原油高で燃料費が高騰する昨今では、ハイブリッドカーの採用は環境問題に貢献するのはもちろんのこと、企業側の収支を計算するそろばん勘定の上でもプラスとなるはず。何しろMRの営業車両は「靴をすり減らすように長距離利用する」することで知られている。それを多数使用しているのだから当然といえよう。

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