14年長生きするための4つの習慣

2008年01月10日 08:00

運動イメージ【eFluxMedia】が伝えるところによると、イギリス・ケンブリッジ大学(University of Cambridge)の研究チームは1月8日までに、4つの習慣を持つ人はまったく持っていない人と比べて14年ほど長く生きられるという調査結果を明らかにした。ちょっとした生活習慣の変更で寿命を延ばせるという、魅力的な話として注目を集めている。

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この調査はケンブリッジ大学の研究チームが1993年から1997年にかけてノーフォークの45歳から79歳の男女2万人を対象に実施したもので、それに加えて2006年までの死亡率などを生活習慣との関係において解析した。

具体的には調査開始時にがん、あるいは心臓病を発症していないということを前提に、「喫煙しない」「毎週14杯以下のアルコールを摂取」「毎日果物や野菜をこぶし大で5つほど食べる」「1日30分ほどの軽い運動をする」の項目を設定。それぞれに該当する場合1ポイントを与え、ポイントと研究期間終了時の健康状態について調査を実施した。

■長生きのための四つの習慣
・禁煙
・14杯/週以下のアルコール摂取
・毎日果物や野菜を積極的に食す
・1日30分ほどの運動

その結果、期間終了時において4ポイントを保有していた人は0ポイントだった人と比べると死亡率が1/4でしかないことが明らかになった。これを調査対象者の年齢などと照らし合わせて計算すると、寿命14年分に相当するという。

研究チームでは「個別の項目で寿命への影響を考察した事例はこれまでにもあるが、それらを包括的に調べたのは今回が初めて」とした上で、

・4項目の中では喫煙がもっとも影響力が大きい。77%の人が亡くなっている。
・野菜を採らない人は44%の割合で亡くなっている。
・適度のアルコール項目が該当しなかった人は26%、運動の項目が該当しなかった人は24%の割合で亡くなっている。


などと各項目に関する諸データを発表。研究結果の確実性を高めるためには他地域での追調査を必要としつつも、4項目に関しては中高齢層における健康状態を向上させるのに効果があるとし、次のように述べている。

「毎日の生活習慣のちょっとした改善が、健康に大いに役立つ。多くの人がそう思うことだろう
(“It means a large proportion of the population really could feel health benefits through moderate changes.”)


と。

それぞれ単独の項目は他愛も無いシンプルなもの。しかしその積み重ねが身体を健康にし、長生きする秘訣ということなのだろう。

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