三菱商事が大英博物館の「日本ギャラリー」スポンサーに・100万英ポンドを寄付

2008年01月16日 06:30

大英博物館イメージ[三菱商事(8058)]は1月15日、大英博物館の「日本ギャラリー(Japan from prehistory to the present)」の10年間スポンサーシップとして、100万イギリスポンド(約2億1000万円)の寄付を行なうと発表した。これにより日本ギャラリーは1月15日以降、「三菱商事 日本ギャラリー(The Mitsubishi Corporation Japanese Galleries)」と命名されることになる。このギャラリーには開館以降多くの日本企業が寄付を行なっているが、一企業による単独でのスポンサー活動は初めてのことだという(【発表リリース、PDF】)。

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大英博物館は1753年に設立された由緒ある博物館で、古今東西の美術・書籍など700万点ほどを収蔵。年間500万人ほどの来場者を誇る。イギリス内では一番来館者が多く、世界でももっとも人気のある博物館のひとつ。日本人の来館者はイギリス国内以外からの来館者数では第三番目とのこと。

今回三菱商事が寄付を行なった日本ギャラリーは1990年に開館。2006年10月には1年間の大規模内装工事を経て、館収蔵の日本コレクションを常設展示する会場として再オープンしている。「日本……古代から現代まで」と題し、古墳の埴輪(はにわ)から現代の漫画に至るまで、3万点の所蔵品の中から約300点が展示されている。

このギャラリーはヨーロッパにおける日本文化の発信拠点となっており、そこに支援を行なう事は国際的な意義も高く、三菱商事自身にとっても今後国際貢献をさらに拡充していく方針にも一致。今回の寄付となったとのこと。

三菱商事の寄付は、いわば日本の野球場におけるネームシップのようなものといえるだろう。今後イギリス旅行をする機会のある人は、「三菱商事 日本ギャラリー」のことを思い出すと良いかもしれない。

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