トレード専用携帯電話をソフトバンクとSBIが開発へ

2007年12月13日 08:00

モバイルイメージ【SBIホールディングス(8473)】【ソフトバンクモバイル(9984)】は12月12日、【SBIイー・トレード証券(8701)】での株式取引が可能なアプリケーションソフトの開発、そのソフトが最初から組み込まれている携帯電話機を来年春に発売するべく共同で事業に取り組むことを明らかにした(【発表リリース】)。

スポンサードリンク

イー・トレード証券調査は50歳未満の口座保有者が約71%を占めている現状から、携帯電話が個人投資家の投資活動における重要なツールであると認識。移動中などパソコンが使えない環境でも取引や市況確認ができるよう、利便性を高めるため、これまで携帯電話向けサービスの拡充に努めてきた。結果、2007年11月の時点で「携帯電話からの発注による国内株式約定件数は全体の約9%」に達したという。

このデータなどをもとに、今回SBIイー・トレードを含むSBIグループ、そして友好関係にあり携帯分野でも事業拡張を続けているソフトバンクが手を組むことで世に送り出される「トレード専用携帯電話機」は、株式取引に特化したアプリケーションソフトが最初から組み込まれた日本初の携帯電話機になると説明している。この携帯電話機にはアプリケーションが非常に容易に起動できる仕組みが組み込まれる他、操作性の高いソフトになるよう開発が行なわれるとのこと。

この携帯電話の販売により、イー・トレード証券側では携帯電話を用いた株式取引の利便性向上を望む利用者の満足度向上が得られ、ソフトバンクでは携帯電話のニーズにさらに応えて顧客の確保が図れると説明している。

株式取引の「アプリケーションが非常に容易に起動できる仕組み」という表記があるが、可能性の一つとしてすでにソフトバンクモバイル端末に導入されている「Yボタン」(ボタン一押しで検索エンジンの[ヤフー(4689)]へアクセスできるもの)と似たようなボタンが採用される可能性がある。つまり「株ボタン」を押せばすぐに専用ツールが立ち上がり、ログイン画面が表示される(セキュリティの問題もあるが、あるいは一度IDとパスワードを入力していれば直接専用アプリ内トップページに移行するのかもしれない)というものだ。

トレードがメインの、というよりは(他のゲームやアプリケーション同様に)「トレードアプリがプリインストールされている」といったスタイルの携帯電話になるのだろうか。むしろ操作性が向上した携帯電話向けトレーディングアプリケーションの完成を楽しみに待ちたいところだ。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ