秋葉原でごみ拾いをして経験値ならぬポイントをゲット

2007年12月23日 12:00

夜の秋葉原イメージ秋葉原タウンマネジメント株式会社(アキバTMO)は12月22日から、東京・秋葉原でごみ拾いなどのボランティアに参加すると、ICカードなどに商品と交換できるポイントを貯めることが出来る取り組みを開始した。「Akiba Smile プロジェクト」と呼ばれるもので、今後定期的に行なわれるという(【発表・該当ページ】)。

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日本最大の電子街及びさまざまなマニア・オタク文化の発信地として世界的に名高い地域である東京・秋葉原は、一日あたりの来訪者数が30万人を超えている。しかしそれだけ人が集まる場所で必ず起きるのが、ごみの問題。最近ではごみ問題以外に建物への落書きも頻発(ひんぱつ)している。

そこで秋葉原が位置する千代田区の後援のもと、地元の商店街や地域活性化のプロたちなどが「秋葉原の安心と安全を高め、まちに笑顔を創出する」という考えのもとにアキバTMOを立ち上げ、今回の「Akiba Smile プロジェクト」をスタートさせた。具体的な活動内容としては、ボランティアとして登録してもらった人にごみ拾い、緑地の清掃や整備、巡回パトロール、たばこのポイ捨てへの注意喚起、違法広告物の注意、違法駐車や駐輪・落書きの抑止と注意喚起をしてもらうなど、秋葉原の環境を良くするためのさまざまな取り組みがリストアップされている。

登録しているボランティアが実際に活動を行ったあと、事前に登録済みのIC乗車券カード(SuicaやPASMOなど)または電子マネーカードを専用の読み取り機にかざすと、1ポイントの専用ポイントがもらえる仕組み。このポイントが5ポイントになると、パソコン用のケーブルや食品と交換できるという。

初開催となった12月22日にはNHKなどの報道によると事前登録・当日登録あわせて定員200人に対して150人ほどが集まり、皆が寒空の中秋葉原の環境整備に勤しんでいたようだ。

秋葉原でのボランティアとしては先日メイドさんたちが掃除をする姿が報じられている([このページ(Sankei Webなど)は掲載が終了しています])。特定エリアに人が集まり賑わいを見せると、ごみ問題をはじめとするさまざまな「ひずみ」が生じてしまうのも仕方の無い話。とはいえそれを単に「仕方が無い」として放置するか、「ならばそれをどうにか改善していこう」と考えて行動するのとでは、半年、一年、数年後の様相が大きく違ってくる。

今回のアキバTMOも「秋葉原の環境を改善し、今の状態を維持するだけでなく、もっと気持ちよく過ごせる街にしたい」という地元の人や利用者の意図を組み入れてのもの。だからこそ一過性のものではなく、継続的な活動が行なえるよう、もっと大規模な広報宣伝活動をし、アピールできるような仕組みが必要。

開示されている情報もネット上からではあいまいな部分が多いので、明確な情報提供が必要。またイメージキャラクターの明確な定義づけやプレスリリースの配信、リンク用バナーの設置、告知も兼ねるブログパーツの作成と提供など「秋葉原の活動」ならではの仕組み・取り組みはいくらでも考えられるはずだ。何ならテーマソングを作り今話題の『初音ミク HATSUNE MIKU』に歌わせるのもアリだろう。

ともあれ、次回以降の「Akiba Smile プロジェクト」の活動に期待すると共に、それぞれが自ら秋葉原に足を運んだ時にはごみのポイ捨てなどをしないように心がけたいものだ。


(最終更新:2013/09/08)

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