何事も気持ちの持ちよう!? 盛り「下がる」クリスマスのシチュエーションランキング

2007年12月23日 12:00

クリスマスイメージ検索エンジンgooにおいて実施されていた【盛り下がるクリスマスのシチュエーションランキング】の結果発表が行われ、第一位には「病気やケガで寝込む」がついた。

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日本そのものは純粋なキリスト教国家ではないにも関わらず、お祭り騒ぎが好きなせいかこの時期は猫も杓子もイエス・キリスト様の誕生日をお祝いするため、大いに気分を盛り上げる。あるいは赤と白の服を着た謎の老人からのプレゼントを期待しているのかもしれない(笑)。めでたいことは非常に結構な話ではあるが、即物的すぎる、享楽的ではないかと少々醒めた気分にもさせられる……のは当方だけかもしれないが。

さて、日本全土沖縄から北海道まで大いに盛り上がるはずのクリスマスに、よりによって「こんなシチュエーションになったら盛り下がるよぉ」というランキングが発表され、トップについたのは「病気やケガで寝込む」だった。当方も数年前はまさにこのような心境で、寝込むどころか病院のベッドの中でクリスマスを迎えたものだから、妙な実態感があるというもの。病院食にも関わらず当日は小さなチョコレートのクリスマスケーキとローストチキン、そして病院からのクリスマスカードが夕食に出た。意外なラインアップに喜びを感じると共に、それとは別の物悲しさがこみ上げてきたのはいうまでもない(【参考:ネフローゼ闘病記】)。

ただ、ランキングの傾向を見てみると単に「病気やけがをしてしまったから」そのものではなく、「それらが原因で」シングルベル、つまり一人でクリスマスを過ごさねばならなくなったことが「盛り下がる」と世間一般には認識されているようだ。

第三位に「約束を忘れられる」第四位に「クリスマス前に恋人と別れて一人」第五位に「恋人が仕事で会う予定をドタキャンされる」第六位の「誰とも会う予定がない」など、結果として「一人でクリスマス」という状況になる原因がリストアップされていることからもそれがうかがえる。クリスマスそのものが貧相なので盛り下がるといった、切実な心の叫び的回答は第二位の「財布などの大切なものをなくした」以外は上位では第十位の「お金が無い」くらいなものだろうか。

それより今回のランキングでは製作側も気合を入れていたのか、選択肢に異様にリアルな表現が多く、それが「シチュエーションとしては凹むのだけど、文章化されるとつい笑ってしまう」というものが第十位以降に多い。「デート中に車が故障」「恋人と部屋でパーティをする時のBGMがずっと赤鼻のトナカイ」「食事はファミレスやファーストフード、コンビニ弁当」「同性だけで外食したら自分たち以外全てカップル」など、自分自身で「俺のクリスマスはアメリカン・コメディ」かとツッコミを入れつつ冷笑してしまうような具体的な内容のものばかり。

逆に考えればそれら「盛り下がる状況」というのは日常茶飯事的に起きうるものであり、気持ちの持ちようで凹みもすれば盛り上がりもする。自分ひとりだけがこんな状態じゃない、気持ち次第でハッピーになれるさ、と考えれば凹んだ気分も吹き飛ぶかもしれない。

クリスマス前後だけ「自分はキリスト教徒ではなく仏教徒だから、クリスマスなんてお祝いしない。自分は潅仏会を祝うんだ」と言いつつボタモチを平らげるのではなく、発音通りケーキ、ではなく景気良くクリスマスケーキなどの料理を楽しんでみてはいかがだろうか。

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