貼ったまま読めて上からメモ書きできる便利な透明付箋紙発売

2007年12月18日 08:00

貼ったまま読める透明付箋紙(ふせんし)イメージ【良品計画(7453)】は12月17日、同社のコミュニティサイト【空想無印】からの商品化第1号として「貼ったまま読める透明付箋紙(ふせんし)」を2008年1月24日から発売すると発表した。140×95ミリサイズで20枚入り。525円(税込み)(【発表リリースページ】)。

スポンサードリンク

良品計画では同社のブランド「無印良品」で販売してほしい商品案を自由に投稿し、商品化を望む顧客からの投票が1000票に達すれば企業側で商品化を検討する商品開発コミュニティ「空想無印」を今年の2月から運営している。リリースによると良品計画側ではこのサイトでの顧客同士の自由闊達なご意見・知恵を活かし、商品開発プロセスに取り込んでいるとのこと。

今回発売される「貼ったまま読める透明付箋紙」は、その「空想無印」で1000票を集めた初の提案として商品が決定、実現化したもの。いわく「一般の消費者の企画提案を商品化したはじめての試み」という。

「貼ったまま読める透明付箋紙(ふせんし)」
「貼ったまま読める透明付箋紙(ふせんし)」

貼ったまま読める透明付箋紙(ふせんし)イメージ「貼ったまま読める透明付箋紙」のコンセプトは「小説、参考書などを読む時、文字の邪魔をせずに貼れる付箋」。本に貼ることを考え140mm×95mmの文庫本サイズ。 水性ボールペンや鉛筆など普段使っている多くのペンに対応する、透明な紙を使用している。借りた本などに貼ることで、気にせず書き込みができる他、直接書き込みたいけれど書き込めないとき、付箋の下の文字が読めなくて不便なとき、など様々なシーンで役立つという。

イメージとしては「トレーシングペーパー」+「通常の付せん」といったところだろうか。パソコン上のデータならパワーポイントを用いて色々と注釈を加えたり図を重ねたりできるが、実物の地図や書籍にはそれはかなわない(やってもいいが取り返しがつかないことになる)。そのような「情報の付随」を、透明のプラ板の下に地図を敷いてホワイトボード用のペンで書き込むような、作戦会議室の卓上にあるような雰囲気で気軽に行なえるあたり、非常に便利そうだ。

なにより「対象となるページがすぐに分かるように貼り付けるものだが、貼った部分の下の文字が隠れて読めなくなってしまう」という付せんの固定概念を打ち破ったのは、コロンブスの卵的発想で非常に面白いといえる(もっとも「文字が隠れて見えない」という付せんの弱点を解消している付せんならすでに『3M ポスト・イット フラッグ 透明スリム見出し』などが商品化されている)。

今回発売されるのは中型メモ用紙サイズのものだが、今後さまざまなサイズのものが発売されることを望みたいものだ。


(最終更新:2013/09/08)

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ