今弁当の企画開発に携わった女子栄養大学の学生によれば「見た目の可愛さ」と「すべてをおいしく食べきることのできる構成」を考えた上で、栄養面を考慮しておかずに「豆」を多く取り入れたとのこと。さらに食後の甘みとして大学芋をデザートとして導入。その上ガイダンスとして用いた「食事バランスガイド」を理解してもらえるよう、副菜や主菜をマス目で区切り、料理の区分を分かりやすくしている。

「しっかり食べよう! バランス弁当」

具体的なメニュー内容は主食が「青じそ五穀ごはん」に梅をトッピング。主菜は「鶏肉とチリビーンズソース」「枝豆入りふわふわ豆腐＆えび」、副菜は「いんげんごま和え」「根菜きんぴら」「大学芋」「野菜炊き合わせ」で構成されている。

なお「食事バランスガイド」とは、望ましい食生活を示す「食生活指針」を具体的な行動に結びつけるもの。1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいのかの目安をイラストで示し、分かりやすくしている。厚生労働省と農林水産省が2005年6月に制定した(【該当ページ】)。

外見やメニュー内容を見る限り、「栄養バランス」というよりは純和風、あるいは精進料理、ヘルシー弁当的なイメージが強い。先の【最近メガな食品が流行るワケ】にもあるように、コンビニの主流客である「がっつり食事を摂りたい」層には向かないかもしれないが、健康に気遣いをしている人や色々な理由からボリューム感のある弁当は避けたい人、あっさりとした食事をしたい人、健康に留意している人にはぴったりな一品かもしれない。