チロルチョコ、上場の可能性を示唆

2007年12月05日 06:30

チロルチョコイメージ今やどこのスーパー・コンビニでも見かけるようになった、小さな駄菓子のホームラン王こと「チロルチョコ」。そのチロルチョコを販売している【チロルチョコ株式会社】社長・松尾利彦氏のインタビューが日経BPに掲載されており、同氏が最終的には同社のM&Aあるいは上場を考えていることが明らかになった(【インタビュー記事ページ】)。

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これは12月3日に掲載されたインタビュー記事から明らかになったもので、同記事ではチロルチョコ社長の松尾氏へのインタビューを介し、チロルチョコそのものと会社の歴史が語られている。元々10円だったものをバーコードを載せるために大型化し、パッケージや味も大人にも喜ばれるものに変更したところ大ヒットのきっかけになったこと、遊び心や「作り手の気持ちがこもっている商品」を目指していることなど、トリビア的な話が色々と盛り込まれている。

その中で最後の項目において今後のビジョンを聞く項目があるが、松尾氏は次のように語っている。

(販売個数も頭打ちになるだろうし原材料費も高騰している。だから)
会社の発展のためには、世襲にもこだわらないし、上場やM&Aの可能性を探っていきたいです。


と述べている。大手お菓子メーカーが聞いたら飛びついて名乗りを上げてきそうな話ではある。

実際のところインタビュワーへのリップサービス的な意味合いも強く、明日には上場準備委員会の創設や大手企業へのM&A打診をしたい、というわけではないだろう。しかし将来の目標としてこれらを挙げているというのは、多くのチロルチョコファンにとって非常に興味深く、また楽しみな話でもある。

個人的にはぜひ上場を果たしていただき、株主だけの特別仕様のチロルチョコを提供する株主優待なり、新作チロルチョコの披露を兼ねた株主総会の開催などを実施してほしいものだが……。コンビ二で一つ二つ同社の商品ことチロルチョコを手に取りながら、今後の展開を楽しみにすることにしよう。


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