あの「ミルクチョコレート」も値上げへ・100円ショップで買えなくなるかも?

2007年12月04日 08:00

ミルクチョコレートイメージ【明治製菓(2202)】は12月3日、看板商品の「ミルクチョコレート」など37品目の出荷価格を2008年2月から順次、平均で約12%値上げすると発表した。中でも「ミルクチョコレート」は1974年以来34年ぶりの値上げになる。さらに「ミルクチョコレート」などでは内容量も現行の70グラムから65グラムに「減量」するなど、手厳しい実質値上げも同時に行なわれる(【発表リリース】)。

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リリースなどによると今回の値上げは、カカオ豆や乳製品などの原材料価格が上昇しているためで、今後も高価格が続くことが予想されるため、原材料高騰の影響が大きい菓子・食品の一部製品について値上げや内容量の変更を余儀なくされたという。

発表された値上げ・「減量」対象製品は次の通り。

(1)チョコレート……「ミルクチョコレート」など25品
(2)スナック……「ピックアップ」2品
(3)キャラメル……「クリームキャラメル」など5品
(4)子供向けキャンデー・ガム……「わたパチグレープ」など2品
(5)食品……「まるごと野菜完熟トマトのミネストローネ」など3品
(6)プロテイン……ザバス プロテイン(品目数および改定幅未定)


ミルクチョコレート型手鏡
ミルクチョコレート型の
手鏡で我慢する……という手も(笑)

一部報道ではカカオ豆が2年前と比べて1.2~1.7倍、植物油脂が1.5倍、乳糖が4倍、全脂粉乳が2倍など、値上げの幅は想像を絶するレベルに達している。生産の効率化や諸経費削減だけではまかないきれないという企業側の説明も分からないではない。

とはいえ、今回値上げの対象となった商品は、100円ショップやドラッグストア、コンビニやスーパーなどで気軽に買える「100円」前後のものが多い。「100円だからお買い得感もあるし買おうか♪」と考えていたお客が、値上げされてもそのまま同じ消費行動をとるかどうかは微妙なところ。逆に、例えば100円ショップでこれまで通り商品を展示するか、あるいは100円で売るのか(それとも値上げ後の110円~120円で販売するのか)など、気になるポイントもある。

し好品は「薄利多売」が基本。果たして小売店、そして消費者ががどのような対応をとるのか、気になるところだ。


(最終更新:2013/09/02)

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