「東京屋台」「博多とんこつ」「けんちん汁うどん」ますます広がるらーめん缶ワールド

2007年11月14日 06:30

らーめん缶イメージ話題の商品「らーめん缶」を展開している株式会社UMAIは11月13日、「らーめん缶」の新製品として「東京屋台風らーめん缶」「博多とんこつらーめん缶」を発売すると共に、「うどん缶」でも「けんちん汁のうどん缶」を追加したと発表した。価格はいずれも300円(税別)(【発表リリース】)。

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「らーめん缶」は新宿など都内で営業している人気ラーメン店「麺屋武蔵」の山田雄氏が 2004年の新潟県中越地震の中で炊き出しを行った際、「水も火もない状況でも、被災者が楽しめるラーメンがあれば」との思いから、UMAIと自販機メーカーのフジタカが共に開発した商品。

その手軽さや自動販売機でラーメンが買えるという珍しさなどから、秋葉原を皮切りに 全国の自動販売機・コンビニなどで人気となり、各メディアでも取り上げられた。今年9月には「うどん缶」の 「きつね」「カレー」が追加され、4月からの半年で200万缶以上の売上を記録しているという。実際に非常食用として常備する人の他、オシャレ感覚や物珍しさから購入する人が多い。

今回発表されたのは、「東京屋台風らーめん缶」「博多とんこつらーめん缶」の新ラーメン2種。今後この2種に留まらず、各地のご当地ラーメンをモチーフにした「ご当地シリーズ」を続々展開していく予定とのこと。

また同時発表された「けんちん汁のうどん」はごぼうや大根・里芋・人参・油揚など具だくさんになっていて、こんにゃく麺とも相まって野菜や食物繊維のとりにくい災害避難時の非常・保存食にも役立つと考えているという。「もちろん外食続きで野菜が採れない…といった「日常の中の非常時」にもお勧めです」とお茶目なコメントがリリースに書かれているのも、ユニークなお話。

「東京屋台風らーめん缶」「博多とんこつらーめん缶」「けんちん汁のうどん」
「東京屋台風らーめん缶」「博多とんこつらーめん缶」「けんちん汁のうどん」

これらの「らーめん缶」新商品は、既存商品と共に自動販売機や秋葉原の電気店、全国のホビーショップ、高速道路のサービスエリアなどで販売される予定。

なお同社の【公式ブログ】によれば、「らーめん缶」「うどん缶」は食べる際には「湯せんで60秒」が適切な温め方とのこと。また、賞味期限は3年だが、常温状態での保存が前提なので注意してほしいという。

個人的には「塩分ひかえめタイプ」が欲しいところ。ともあれ落ち込んでいる時にモチベーションを下げかねない、パターン化しやすい非常時の食事に彩りと美味しさを提供してくれるであろう「らーめん缶」「うどん缶」は、まさに「非常食のピンチヒッター」というポジションだろう。オシャレな軽食としての地位も確立しそうだし、かねてから根強い人気のあった「おでん缶」などと共に、大いに普及するに違いない。さらに海外への展開も期待できる気すらするのだが……。


(最終更新:2013/09/02)

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