「シュウォッチ」復刻版発売一旦中止・再開発へ

2007年11月02日 06:30

シュウォッチイメージ【ハドソン(4822)】は11月1日、先に【幻の16連射訓練時計「シュウォッチ」復刻版が限定1万台で復活】で報じたように再生産を予定していた連射測定器付時計「シュウォッチ」こと「シューティングウォッチ」について、これの発売を一旦中止することを発表した(【発表リリース】)。品質が維持できず、提供できる日程が確定できない状況にあると説明している。今までの注文は一度取り消され、改めて受付を行なうとのこと。

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「シュウォッチ」とは[任天堂(7974)]の家庭用据え置き型ゲーム機ファミコンことファミリーコンピューターが全盛だった時代、ゲーム業界のカリスマ、「16連射の名人」として名を知られ、勤め先のハドソンから「名人」としての役職も得た高橋名人こと高橋利幸氏の得意技「16連射」(毎秒16回ボタンを連射する……といわれている)が流行ったために作られたゲーム関連アイテム。ファミコンのコントローラーの形をしており、時計機能の他にボタンを連射することができ、そのボタンの連射速度を測定できるというシロモノ。販売から20周年を記念して限定品として復刻される予定だった。

リリースによれば発売中止の理由として「お客様に十分お楽しみいただける品質にすることができず、お手元にお届けする日程が未だ確定できない状況にございます」とだけ説明している。一方で【高橋名人の公式ブログ】にはもう少し詳しい事情が語られており、それによれば「(これまでにも行なった修正すべき所を手直ししたがそれ以外にも)不具合な個所が連続で出てきてしまった。今の状態で修正を続けていくより、もう一度最初から作りなおした方が良いという判断が下された」「今後は設計とパーツの品質、ラインの状況などを再度見直してから製造にかかる」と解説されている。

ちなみに「これまでにもいくつか行なった修正すべきところ」の一つは、同じく日記の【9月17日分】で語られている、「抵抗の不良によるカウントの精度誤差の大きさ」。これが元々誤差が発生するものだったのか、それとも作りなおしたら発生するようになってしまったのかは不明。

ともあれ、予約をして待ち望んでいた人には残念な話だが、完全な中止ではなく再設計からスタートするということなので、今しばらく首を長くして待つことにしよう(リリース上からメールアドレスが登録でき、そこで登録しておくと再開発の状況をメールで受け取れるとのこと)。


(最終更新:2013/08/18)

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