ゲームソフトランキング更新、人気シリーズ最新作が堂々のトップに

2007年11月02日 12:00

ゲームイメージメディアクリエイトが発表した2007年10月22日~10月28日の週間ソフト・ハードセルスルーランキングによれば、計測週のトップの座についたのは人気シミュレーションロールプレイングゲーム『ファイナルファンタジータクティクス』シリーズの最新作『ファイナルファンタジータクティクス A2 封穴のグリモア』だった。前作と比べるとボリューム感や画面の見易さの上での評判は高いものの、はじめてこのシリーズを体験した人には特に少々ハードルが高く、処理速度の面などで不平を漏らす人も多い。発売直後なだけに賛否両論があるが、じきに評価が定まってくるだろう。前作と一緒にプレイすると、より深い楽しみ方ができるに違いない。

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第二位にはこちらも新作の『アルトネリコ2 世界に響く少女たちの創造詩』が。色々な奥深いゲームシステムでプレイヤーを楽しませてくれる、ガストとバンプレストの共同開発による作品「アルトネリコ」シリーズ第二弾。キャラクタデザインは前作の人と同様で、システムの要といえる「詩(ヒュムノス)」は18曲を収録している。独特の言い回しなどクセが多少強いのが難点だが、前作にほれた人は間違いなく要チェックの一作。

第三位はやはり新作のサッカーゲーム『ワールドサッカー ウイニングイレブンDS ゴール×ゴール!』がランクイン。据え置き型のハードの『ウイイレ』シリーズが本格志向であるのに対し、こちらはいわば『タイニーウイレレ』のようなもの。年齢層をやや低めに見積もっただけに、PSやXbox向けのものと比較するのは少々かわいそう。逆に、子ども向け・DS上で、とい割り切ってプレイするにはこれくらいシンプルの方がよいのではという話も。次週以降の売行きで、市場の評価がはっきりするだろう。

第四位には新作アドベンチャーホラー『忌火起草』が。ちなみにこのタイトル「いまびきそう」と読むのだそうな。『弟切草』などのサウンドノベルというジャンルの最新作で映像に実写を用いたもの、という表現がぴったりきそうなアドベンチャーホラー。「怖さ」という人の感情に直接訴えかけられるかどうかは一人一人の感性次第なのだが、発売直後ということもあり「面白かった?」「怖かった?」という意見には賛否両論がうずまいている。こちらも次週以降、市場での販売数やある程度やりこんだプレイヤーによる判断が下されるだろう。

今回計測週は新作が続々と顔を出したフレッシュなランキングとなった。しかし、第一印象で「とにかく買い」というタイトルがあまり揃っておらず、ある程度時間をかけてプレイし、その上で「買い」「微妙」「ちょっと……」と判断を下した方がよいものが多い。案の定アマゾンなどでも感想がばらばらに分かれており、方向性が定まっていないのが分かる。販売本数はもちろんだが、時間をかけてプレイした上での感想などが語られるにつれ、そのソフトの評価が見えてくるだろう。


(最終更新:2013/08/16)

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