ALSOK(2331)、空き巣もあきらめるCPマーク認定の防犯ガラスを販売開始

2007年11月17日 12:00

ALSOK防犯ガラスイメージ【ALSOK(綜合警備保障)(2331)】は11月16日、CPマークの使用を認められた防犯ガラス「ALSOK防犯ガラス」の販売を開始すると発表した。1平方メートルあたり2万8000円から。基本料金・工賃別途必要(【発表リリース】)。

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CPマークとは「Crime Prevention」の頭文字CPをシンボル化したもの。官民合同会議試験に合格した製品に表示される「侵入に5分以上を要する防犯性能の高い建築部品」の共通標章。

空き巣の侵入手口にはさまざまなものがあるが、もっとも多いのが窓ガラスを割って鍵を開けて入る方法。しかし7割の空き巣が「5分で侵入できないとあきらめる」というデータがあり、CPマークを認められたガラスは実際の侵入を困難にするだけでなく、「マークを見てあきらめさせる」という威圧効果も持っている。

今回発売される「ALSOK防犯ガラス」では、PVB(ポリビニルブチラール)という強靭(きょうじん)な樹脂材料や、ポリカーボネートを挟んだ合わせガラスが用いられている。中間層の材質や厚みを変更することでガラス破りに対する抵抗力を変えることができ、「威圧効果だけでなく実際の侵入もきわめて困難にするよう、耐久力を大きくして欲しい」というニーズがあれば、その厚みを増やすことで対応可能。さらにポリカーボネートに素材を変更することで抵抗力を1ランク上のものにすることもできるという。

ALSOK防犯ガラス
ALSOK防犯ガラス。
見た目は普通のガラスと
何ら変わるところがない

「ALSOK防犯ガラス」は単にスペック的な抵抗力の高さやCPマーク添付による威圧効果だけでなく、各種保険制度も付加している。具体的には「完全に割れて無くとも何度でも無償で交換する無償入れ替え制度」「ALSOK防犯ガラスが破られて発生した盗難被害に対しては30万円を上限としたお見舞金を支払う制度」の2点。一般家庭には4年間、ALSOK機械警備契約先には10年間有効とのこと。

単価が一番下のランク「ALSOK防犯ガラス60」でも1平米あたり2万8000円、ポリカーボネートを用いた最高級のものだと7万8000円からと、通常のガラスと比べるとかなり割高に見える(他に基本料金や工賃も別途発生する)。しかし抵抗力や威圧の観点から、防犯効果は金額に見合ったものだけはある。

高級住宅を建てる機会など滅多にないが(笑)、覚えておいて損はないガラスといえよう。

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