メタボ対策薬事品、今年は前年比14%の伸び

2007年11月10日 12:00

黒烏龍茶イメージ【富士経済】は10月29日、4テーマに分類した一般用医薬品市場の売上動向を発表した。それによるとメタボリック対策市場においては全体で2006年が1151億円だったのに対し2007年は1312億円の売上が見込まれ、売上の伸び率では14.0%もの成長が期待できることが明らかになった。世間一般からのニーズが強い「メタボリック症候群」に対する一般用医薬品にかける消費者の期待が売上向上につながっていることが推定できる結果となっている(【発表リリース】)。

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今調査は2月から6月にかけて14分野65品目の一般用医薬品に対して行なわれ、さらにそのメーカー31社も調査の対象となった。詳しい調査方法や対象などは公開されていない。今回公開されたのは、新たに追加された調査対象項目である「メタボリック対策」「尿失禁対策」「花粉症対策」「関節痛対策」の4つについて。

一般用医薬品市場が横ばい、あるいはやや縮小傾向にある一方で、これら4項目については最近特にニーズが拡大し、それと共に売上も伸びる傾向が見られる。今回あえてデータが公開されたのも、注目されている市場ならではのことだろう。

今回はその4項目の中でも特に読者が気になるであろう「メタボリック」項目について中身を見てみることにする。

●メタボリック対策市場は14.0%の伸び

メタボリック対策市場の動向は次の通り。

メタボリック対策市場の動向
メタボリック対策市場の動向

「一般用医薬品」は血清高コレステロール改善薬、肥満防止改善薬、漢方処方エキス製剤。「特定保健用食品」は中性脂肪値、コレステロール値、高血圧、血糖値の改善を訴求する食品を対象。

ナイシトール85イメージ従来メタボ対策といえば『ヘルシア緑茶』などの緑茶ブーム、さらにそれに続く『サントリー 黒烏龍茶OTPP』のヒット、さらには『ブレンディコーヒー オリゴ糖入り』など「身近な飲料のメタボ対策用トクホ食品」が続々と発売され、ユーザーのニーズに応える市場が形成されている。

一方で一般用医薬品でも2006年に【小林製薬(4967)】から発売された『ナイシトール85』がヒットセラーとなることで注目度が高まり、他の一般医薬品にも大い波及する結果となった。元々トクホ分野と比べると1割程度でしかない一般用医薬品分野ではあるが、2007年は前年比で3割近い伸びが見込まれている。

【メタボ対策全国民体制・40歳から74歳に「特定健診」実施へ】にもあるように、2008年4月からは「特定健診(特定保険指導)」の義務化が予定されている。具体的な検査が始まれば、常日頃から対策を打つ人も増え、メタボリック対策市場はますます拡大することだろう。


(最終更新:2013/09/08)

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