ヒトラーの地球儀、1300万円で落札

2007年11月15日 06:30

地球儀イメージ先に【ヒトラーの「地球儀」がオークションに】でお伝えした、ヒトラーが愛用していた地球儀のオークションが11月13日に行われ、見積り額の1万ポンドの約五倍、5万ポンド(11万5000ドル、1300万円)で落札されたことが明らかになった([このページ(Sankei Webなど)は掲載が終了しています])。

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この地球儀は第二次世界大戦のドイツの最高指導者アドルフ・ヒトラーが「鷲の巣」要塞で使用していたと思われるもので、終戦後、アメリカ兵の一人John Barsamian氏が持ち帰り、その姿かたちを現在まで残すことになった。専門家の調査によっても「本物」であると鑑定されている。今現在になって競売にかけることになった理由としては、当時一兵士だった所有者が妻を2004年にがんで失い、自分の余命も間もなく尽きるだろうことから、自分がまだ生きているうちに(所有そのものを公開して)手放すことで、自分の戦争経験を他人と共有したい、という想いであることが語られている。

今回この地球儀を落札したのは、John Barsamian氏の知り合いでもあるアメリカ・サンフランシスコ在住の実業家Bob Pritikin氏が10万ドル、手数料15%をあわせて11万5000ドル(1300万円)で落札したという。当初見積もりの2万ドルほどから約5倍の価格になる。

色々な逸話や創作意欲をかき立てること間違いなしのこの「地球儀」。冒険ものや謎解きものの映画のタネとして使われるようになるかもしれない。


(最終更新:2013/08/18)

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