「こんなものも流行ってたな」今年の話題・注目商品トップ10は……

2007年11月29日 08:00

[電通(4324)]は11月28日、「消費者が選んだ2007年話題・注目の商品」を発表した。それによると今年もっとも話題を集め、注目された商品は「ペンタッチ携帯ゲーム」だった。要は「ニンテンドーDS」がもっとも話題となった、ということになる(【発表リリース、PDF】)。

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今調査は15歳以上の男女を対象に11月2日から4日の間、インターネット経由で行なわれたもので有効回答数は1000。「今年の話題・注目」とあるが事実上11月初旬までのデータであることや、インターネットを介して行なわれた調査で携帯電話のみのネット世代やネットに関わらない人などの意見が参照されていないため、世間全般の状況とはぶれが生じている可能性を考慮する必要がある。

ベスト10は次の通り。

1位(5位)……ペンタッチ型携帯ゲーム(ニンテンドーDS)
2位(44位)……新感覚リモコンTVゲーム(Wii)
3位(-)……『ビリーズブートキャンプ』
4位(-)……デジタルカメラ
5位(2位)……大画面薄型テレビ
6位(10位)……ワンセグ対応端末
7位(24位)……邦画
8位(-)……カップ入りスープ
9位(21位)……電子マネー
10位(84位)……エコグッズ

※()内は昨年順位


1位と2位はリリースでは具体的商品名は挙げられていなかったのでこちらで追加した。3位の『ビリーズブートキャンプ』や11位の『千の風になって』が具体名として挙げられているのに、これらのゲーム機については抽象的な表現でリストアップされているのが少々不思議ではある(15位の「黒い烏龍茶」は『黒烏龍茶』そのものを意味するが、中にはそれ以外の黒い色をした烏龍茶も、ということなのだろう)。ともあれ、[任天堂(7974)]の商品(と推定される)が上位を独占したことになる。このデータから推測するに、今年仮にWiiとDSで『ビリーズブートキャンプ』のソフトが早期に出ていたら、メガトン級のブームになっていたことだろう。

リリースによると今年から来年に向けた流行商品のキーワードは「ネタ共振消費~ネタでつながり、ネタではじける」とのこと。要はコミュニケーションの素材として商品が用いられ、その利用を介して話題が相乗効果を生んで商品が世間に広まっていくパターンがあるという。実用的であることはもちろん、コミュニケーションツール(そのもの、あるいは対象や素材)として対象になりうるかどうかが、ポイントなのだろう。

電通ではリリース内で2008年に「新たに」流行りそうなもの、今年から続き来年も流行りそうなものをリストアップしている。

■来年新たに流行りそうなもの(一部)
・キッズ、ベビー向けプレミアム商品
・個人認証電子カードサービス
・プライスフリー
・有名ブランドのマッシュアップ商品
・美容医療
・北京五輪

■今年から引き続き流行りそうなもの(一部)
・ペンタッチ型携帯ゲーム(ニンテンドーDS)
・大画面薄型テレビ
・電子マネー
・新感覚リモコンTVゲーム(Wii)
・ワンセグ対応端末
・エコグッズ
・環境やエコ関連商品


来年は今年以上にワンセグなど「個人所有の機能集約」で独占浴や機能性を充足させつつ、「新しい人とのつながり方」「情報共有」など孤独感を解消するような商品、そして身近な問題となりつつある「環境」などを考慮した商品が話題にのぼりそうである。

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